2022年株価の暴落時こそチャンスなの?

投資

株価は短期的にはガタつくけど長期的には右肩上がりでプラスになる、下落時こそ買い時、頭では分かっていても、やはり株価がどんどん下落する状況は不安でたまりません。
資産がどんどん目減りするのを見ているだけで、メンタルもやられます。
そんな、株価の下落で悩んでる時にオススメな動画があるので紹介します。
考え方を変えれば、弱ったメンタルも持ち直すはずです。
「節約マスクのお金の話」さんの動画です。

暴落はチャンス【長期インデックス投資の初心者へ】

株価が下落しているので積立金額を増額しました。

「資産が年初来で400万円近く減少中」なので毎日積み立てを設定しました、どのくらい下がるのかもいつ戻るかもどうせ予想できないので「面」で拾っていきます。
最近株価が久しぶりに大きく下落していて、不安に感じる投資初心者が増えてきました。
ただ長期インデックス投資家の、特に初心者にとって下落相場は基本的にチャンスです。

今日はなぜ下落相場がチャンスなのか、そして投稿主が毎日積み立てを設定した理由を話します。

下落相場がチャンスの理由

下落相場がチャンスの理由は「安く仕込める」からですね、めちゃめちゃ基本的な話ですが安く買って高く売るのが一番儲かります。
50万円で購入した絵画を10年後に100万円で売るより、割引で40万円で購入した絵画を10年後に100万円に売るほうが儲かるって話です。

ちょっと強引な例えですが、下落相場でのモチベーションとしては「セールを喜ぶ感覚」で良いと思います。

そして投資は「セールが始まる時期」が重要です。
では具体的に株のセールでも言える、大きな下落相場がいつ来るのかでどのくらいリターンが変化するかを見ましょう。
こちらは2000年から2021年までのS&P500指数の各年のリターンです。

Year年間リターン評価額元本
202126.89%44,087,54613,600,000
202016.26%34,114,69713,000,000
201928.88%28,769,25612,400,000
2018-6.24%21,722,51411,800,000
201719.42%22,568,21011,200,000
20169.54%18,298,18310,600,000
2015-0.73%16,104,56710,000,000
201411.39%15,622,9959,400,000
201329.60%13,425,4928,800,000
201213.41%9,759,1768,200,000
20110.00%8,005,2167,600,000
201012.78%7,405,2167,000,000
200923.45%5,996,0726,400,000
2008-38.49%4,232,9015,800,000
20073.53%6,281,4575,200,000
200613.62%5,467,2824,600,000
20053.00%4,211,9014,000,000
20048.99%3,489,2243,400,000
200326.38%2,601,4172,800,000
2002-23.37%1,458,4092,200,000
2001-13.04%1,303,1831,600,000
2000-10.14%898,6001,000,000

ドルベースで配当を含んでないデータですが、今回の検証では特に関係ありません。
知ってる人も多いと思いますが、2000年から2008年は長いアメリカの株式市場でトップクラスに成績が悪い期間で、2000年に起きたITバブルの崩壊と2008年のリーマンショックが原因です。
ただ逆に言うと2000年から投資を始めた場合は株が安く買えたことになります。
じゃあ例えば目線年200万円を一括投資して翌年以降は月平均5万円として年間60万円を積み立てていったら、2021年の終わり時点でいくらになっていると思いますか?

元本1360万円に対して評価額は4408万円です。想像よりも多くないですか?
この期間は序盤に暴落が来てるおかげで大きなリターンが出てます

と言っても「本当にそうか?下落相場が後だったとしても、そんなにリターンは変わらないんじゃないの?」って思う、疑り深い人もいるかもしれません。
そこで次は2000年から2008年の悪かった期間のリターンと2009年から2021年の良かった期間のリターンを入れ替えて計算しましょう。

すると何と言うことでしょう、2021年時点の評価額が1865万円に激減してます。
元本が1360万円なので利益は出てますが、22年かけて37%程度のプラスではちょっと期待はずれです。

今度はもっと極端な例で年間のリターンが高い順に2000年から並べて計算すると、残念ながら元本割れしてしまって評価額は1272万円です。
では逆に年間のリターンが低い順に2000年から並べて言って計算すると、何と評価額は8000万円を超えます。
年間のリターンの数字は同じでもそのリターンがいつ来るかで結果は大きく変わってくるのが分かります。

なぜこんな事が起こるかと言うと、後半になるにつれて運用金額が増えるのでマイナスになった年に入金でカバーできなくなってくるからです。
運用金額が100万円の時に-40%の大暴落を食らってもマイナスは40万円だけで、毎月5万円の投資ができるなら8ヶ月で取り戻せます。
でも運用金額が4000万円の時に-40%の大暴落を食らったら1600万円もマイナスです、毎月5万円の投資くらいではあんまり回復の助けになりません。

これが、投資初心者にとって下落相場がチャンスになるポイントです。
すべてのインデックス投資家にとって下落相場は安く仕込めるポイントですが、まだ運用資金が少ない投資初心者の方がより下落を歓迎できる状態のはずです。

最初の投稿主の投稿を思い出してください「資産が年初来で400万円近く減少中です」
1月25日の段階なので、たった25日で400万円の試算が減ってるんです、可哀想でしょ?
4000万円くらい運用してて400万円マイナスになった投稿主が「積立金額増額します」って言ってるんだから投資初心者の方も不安にならず将来的なリターンは高くなると信じて下落相場を受け入れてください。
もちろんこれは長期インデックス投資家の話なので、短期投資の人とか個別株投資をしてる人はただ下落相場を受け入れるだけじゃなくて自分で考えて行動してください。

毎日積立を設定した理由

毎日積み立てを設定した理由を話す前に、前提として長期インデックス投資家は基本的に株価予想はあまりしません。
唯一信じる株価予想は、10年後20年後には今より株価が高くなってるってことだけ、それだけを期待して投資をする人間こそ「本物」の長期インデックス投資家なので、動画主のように下落相場になったから積立金額を増やそうとか、相場が過熱してきたから積立金額を減らそうって言うのは別に良い方法だとは思いません。

株価がどう動くか全く分からないから余剰資金はすぐ、すべて投資に回すのが正しい姿勢です。

とは言え、我々は感情を持った人間なので多少は相場の影響を受けるのは仕方ないと考えてます。
今回の下落で積立金額を増やしたのは少し安く仕込めるチャンスが来てるからですね。
ただ別に暴落と言うほど下がっているとは思いませんが、誰でもチャートを見るとコロナショック以降では一番大きな下落になってそうですし、結構スコーンと下がってますよね。
売られ過ぎを表す指標「RSI」は久しぶりに30%を切ってました。

12月に出した、2022年以降の投資方針の動画で動画主は「調整が来たら残している現金をちょこちょこ入れていこうかな」って話をしていました。
まさかこんな早く来るとは思ってなかったんですけど、そこそこ下げているので宣言通り積立金額を増額して、合計で35万円近くを毎月投資する設定にしました、凄い金額ですよね。

実際は投稿にも書いてあるとおり、現状で700万円以上の現金があるからこんな設定にできます、1年以上ダラダラ株安が続いても問題なく続けられる金額なので、そこまで無理はありません。
では何で一括投資しないで毎月積み立てなんてぬるいことをやっているかと言うと、2021年までのような「まあ買っとけば上昇するでしょって」って相場ではなくなっていると思うからです。
株価は多少下がってもインフレを抑える方を優先するような発言がFRBから増えれば今後も株価が下落する展開があるかもしれません。

こんな難しそうな相場環境でそこでビシッと点で投資をする自信ははないので毎日積み立ててちびちび面で仕込もうって作戦です。
と言うことで積立金額を一時的に増やしたって報告でした。

この動画は投資初心者の方に「下落相場で不安にならなくて大丈夫だよ」って趣旨で話してます、動画主の積立状況とかを参考になれば良いと思って紹介してるだけなので、今の局面で積立金額を増やすことを推奨してるわけじゃありません、自分の資産状況に合わせて無理のない資産形成をしましょう。

暴落はチャンス【長期インデックス投資の初心者へ】雑感

下落時こそ「買い時」って考え方、改めて思い知らされました。
株価上昇を信じて、安いうちに仕込んでおく。
頭じゃ分かってるんですけど、実行に移すのはなかなか難しそうですね。

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