S&P500が実際は儲からない、とんでもない理由!?

投資

インデックス投資で代表的な銘柄「S&P500」の年平均リターンは(期間の切り取り方にも寄りますが)1982年から2022年6月時点までの40年間平均で年率6%程度、導入された1957年以来だと年率10.7%程度、直近2012年から2021年の過去10年間だと年率約14.7%のリターンを得られるらしいです。
数字がコロコロ変わりますが、理論上なら4%ルールすら余裕で叩き出せるはずです。

しかし実際に「S&P500」を保有してる人達が得られた実質リターンは何故か低くて、3.69%まで低下してしまうようです。

一体どんな現象が起こってるんでしょうか、この動画で原因を探ってみましょう。

悲しい。S&P500に投資をしても儲からない人。

「S&P500に投資しているのに儲からない人々」ってことで、S&P500に投資してる人の実際のリターン、S&P500のリターンに全く及んでないって話をします。
今回、非常に重要な話なので最後まで見て貰えると嬉しいです。

こちら、S&P500の年初来チャートになってますが、年初来からご存知の通り大きな下落相場になってる状況で、S&P500が大きく下落してます。
また、こう言った下落場面でもインデックス投資は売らずに保有すると、下落場面で起きる「感情は大敵だ、投資を続けるには非常に邪魔するような要素だ」と良く言われます。
実際に今回はS&P500に投資してる人達がどれだけ感情に左右されて損をしてしまってるか見ていきたいと思います。

こう言った下落場面でもちゃんと売らず、長期的に見ればインデックスは上がっていくんだから長期保有して資産を増やそうと言うのがインデックス投資です。
ただ実際にはなかなか長期投資を続けられる人が多くないです。

S&P500の長期リターンを一旦見ると長期的に見ればずっとプラスだよと、直近10年の年間平均リターンがこちらに書いてあるけど19.2%、直近20年に引き伸ばしても平均9.1%、直近30年平均10%ずつ上昇してると、長期的に見れば下落場面は局所的にあるけど伸びてる性質を踏まえて、長期的なインデックス投資が最も資産形成に向いてると言われてます。
インデックス投資のセオリーとして「買ったら無闇やたらに売らずにずっと保有しておけ」あるいは「今のような下落場面で感情的な売買をすると損を招いてしまう」と。

結局、インデックス投資は「何もしないことが最強」ですが「何もしないことが最も難しい」と言われます。
つまり「インデックスを買って放置する」のが最強の手段なわけです。

相場環境による感情の揺さぶりを無視しなければならない、売却したり銘柄を変更したり、何かしたくなる感情が大きく相場が動くタイミングで湧き起こってしまうけど、そんな感情を押し殺すのがインデックス投資のセオリーです。

しかし実際にS&P500に投資してる人達は、この感情的な判断でリターンを減らしてしまってる悲しい現実があります。
売らずに持っていれば儲かったのに、結局はあまり儲からなかったわけです。
実際にS&P500に投資してる人達の悲しいリアル状況を見ていきます。

今回使う資料は東京都政策企画局ってホームページの一つの学生向け金融セミナー「知っておきたい金融の基礎知識第2回」って記事を取り上げます。

「今回は感情のお話です、投資をされている方で、十分満足のゆく利益を出せている方はそう多くはいないのかもしれません。次のグラフをご覧ください」ってことで、こんな面白いグラフが出てます。
左側だけ見ると過去30年間のS&P500のリターンと、S&P500投資家の実質リターンを表したものです。

つまり過去30年間のグラフの統計を取った時のタイミングで過去30年間のS&P500の平均リターンが11.11%に対して、この30年間S&P500に投資した人達の実際のリターンは11.11%に遠く及ばず3.69%でした。
これは過去30間の株式と債券の代表的な指数とそれぞれの投資信託を保有していた投資家のリターンを比べたデータです、米国を代表する株式指標S&P500は年率11.11%のリターンだったのに対し、S&P500に連動する投資信託の保有者の平均リターンは3.69%と大きく劣ってる、このパフォーマンスの差が「行動ギャップ」で、売らずに持っていれば年利11%だったけど闇雲に動いて3.69%に減らしてしまったと。

つまりS&P500はここ30年間、止まることのない川のようにずっとそこに存在して投資家達に利益をどんぶらこ、どんぶらこと運んできてくれてたのにもかかわらず、投資家はその利益を無視してしまって、つまり気分に左右されて下手な売買を繰り返して、気分で川に言ったり行かなかったりして、自らリターンを減らしてしまった、要するに勝手に浮気して自滅していったわけです。

もちろん過去30年間のS&P500に連動すると信託の保有者ってことで、一昔前の投資信託は、お爺さんお婆さんからどれだけ退職金を奪えるか、しか考えてない、ぼったくり商品ばかりだったので手数料の高さで利益が削られてたこともあるけど、それを加味しても実際にS&P500のリターンには遠く及んでないのが事実です。

「株が高くなってくるとまだまだ上がる気がしてついついイケイケでケーキで買ってしまう、あるいはドカーンと下がると強くなって慌てて安値で売ってしまう株式や投資信託も投資で割とよくある失敗例です」
初心者ほどやりがちですが、経験豊富な人も普通にやってしまいます。
「人間は感情で動く生き物であり、人間の持つ『感情』が邪魔をして、時に非合理的な行動を取ってしまう、群集心理(ハーディング効果)も同じ原理です。例えば、並んでるラーメン屋さんと並んでないラーメン屋さんがあればどちらに入りますか?人間というのは安全(と思われる)なものを求め、ついつい人と同じ行動を取ってしまう生き物なのです。」

みんなで売ってるタイミング、下落してるタイミングで売って、みんなが買ってるタイミング、つまり上昇して高値になってるタイミングで買ってしまうってことです。
みんな買ってるから自分も買って、みんな売ってるから自分も売ると、合理的な判断だと投資家自身が感じてる売却判断はすべて感情的な判断、恣意的なものだと自覚しなければならないってことです。

偉そうに今、こんな状況だから売った方が良いとか売らなければならないとか、もはや「売らない投資家は全員失敗するよ」みたいな浅い持論を展開して自分を納得させようとする人が今のような下落相場では多くなりますが、
下落相場で自分が損をするのが怖い、逃げたい、早く楽になりたい、負の感情に理由を与えて売却して逃げてるだけ、売買を繰り返してしまうとグラフのように、行動すればするほど利益を減らしてしまうので、やっぱり売ってはいけないと。

動画主は去年の上昇相場でも「とにかく投資はメンタルが一番大事だ」と言い続けてきたけど、上昇相場では割と軽視されがちです。
イケイケな感情に乗ってガンガン買いに向かえるけど、やっぱり下落場面になるとマイナス面にメンタルが働いてしまう、メンタルの安定が長期投資で最も重要です。

最後は動画主のアドバイスやメッセージですが、今後、下落相場が続く中で「売れ」とアドバイスをしたり強く言ってくる人達が中にはいますが、その手のアドバイスは全て無視した方が良いです。
この手の偉そうな人が「これからこう言う事が起こって暴落するから今のうちに売った方が良いよ、なんでまだ保有してるんですか」みたいな皮肉っぽいこと言いますが、あれはただの道連れだと思ってください、敗者の道連れですね、とにかく無視した方が良いです。

すでに下落相場で怖くて逃げた、怖いから早く売却したい、でも一人じゃ嫌だから誰かを道連れにして一緒に売却したいって弱いタイプの人です。
そう思い込んだ方が投資人生を守れる、つまり今までどおり他人の変な影響を受けず投資を続けられます。
鵜呑みにして売却すると左側から右側に転落します。

道連れにしたい人、アドバイスしてくる人はシンプルに「自分が多数派になりたいから勧誘してる」だけです。

今後の相場でも、こんな感じであなたに売却をオススメしてくる人がいるかもしれないけど、そんな時、本当に売った方が良いのか、少しでも心揺れてしまったら、このグラフを見て我を取り戻して欲しいです。
頼んでもないのにアドバイスしてくる人、売った方が良いとしつこく言ってくる人が右、売らずにに投資し続けられたあなたが左ってことです。

まとめるとS&P500の長期投資は依然として資産形成に最適だと思われます。
インデックスは買ったら売らず放置せよと、超長期的な目線で見なければならない、どんなに合理的だと思っててもあなたの考えは感情的だと、絶対に感情の影響が入ってるとお思い込んだ方がメリットが多いです。
今後「売れ」のアドバイスは全部無視した方が良いって事です。
相場はいつか必ず上昇に転換します、ずっと下落し続けてる相場は存在しません。

「悲しい。S&P500に投資をしても儲からない人。」雑感

下手な売買を繰り返すことで、実際に得られるはずだったリターンを逃して、結果的に大損してしまう…人間の感情で、ここまで結果が左右させられるもんなんですね。

やれ「脳死状態」とか「気絶投資」とか「アホールド」が鉄則とか言われますが、人間って機械じゃないので、いかに感情をコントロールできるかが肝みたいです。

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