「厚切りジェイソン」一押し銘柄「楽天VTI」は底辺セミリタイアにもオススメなのか?

投資

いざ積み立てNISAを始めようと様々な情報を集めていると、本屋で平積みになっている「厚切りジェイソン」さんの書籍に興味を惹かれます。

本の中身を確かめてみると、どうやら積み立てNISAで初心者オススメとされている「全世界株式オールカントリー」や「S&P 500」とは別の銘柄をオススメしているようなのです。
「厚切りジェイソン」さんオススメの銘柄はどんな性質なのか、本当に初心者にもオススメなのか気にするうちに、解説してる動画を見つけたので一緒に確認してみましょう。
「しばとん投資信託」さんの動画です。

【投資初心者必見】厚切りジェイソンおすすめの楽天VTIって本当に良いの?

厚切りジェイソンオススメの投資先に潜むリスク?

今回は厚切りジェイソンさんオススメの投資先について、初心者にも分かるように紹介します。

厚切りジェイソンさんが投資で山ほど財産を築いたって、巷で話題になってます。
ジェイソンさんが出してる投資本が今もものすごい売れてる、本屋覗いた時にビジネス系で1位を取ってました。
さらに同僚含めた数人がジェイソンさんオススメの投資先に投資してて、かなり衝撃を受けました。
「正直やっちゃってるな」って思いました。

ジェイソンさんオススメの投資信託に投資するのが何でヤバいか把握した上で、オススメの投資信託について初心者でも抑えておくべきポイントを理解した上で「本当に投資しても良いかどうか」バッチリ分かり、長期で投資継続できて将来のお金を大きく増やしていけます。

厚切りジェイソンオススメの投資先は「楽天VTI」

厚切りジェイソンさんオススメの投資信託、それは楽天全米株式インデックスファンド、通称「楽天VTI」って言う投資信託です。
この投資信託に同僚が投資してると聞いて何でヤバいと思ったか、それは「厚切りジェイソンさんがオススメしてたから」って理由で投資してたからです。
動画主の近くだけでも結構いるってことは、日本で相当な人数が何となく投資してるって事で、これは危険、大損に繋がる可能性があります。

前提として「楽天VTI」は良い投資信託には違いないですが、例えば「楽天VTI」がどの国のどれぐらいの企業に投資してるとか知ってる?その国が今後も成長する可能性があって、だから「楽天VTI」も今後成長する可能性があるから投資してるとか投資してる理由を説明できる?

もし、きちんと説明出来ず何となく投資をしてると大損に繋がります。

例えばね投資の途中でマイナス50%とか、大きな暴落が来た時を想像しましょう。
暴落に遭った時、何となくで「楽天VTI」に投資してる人だと何の情報も根拠も持たず投資してるから多分「もうダメだ」って思って、これ以上損するのが怖くなります。
「楽天VTI」のことをちゃんと把握してないから、暴落は一時的なもので回復する可能性が高いとか考えられず、的確な判断を下せないので暴落の時に売却してしまう確率が非常に高くなります。

売却せずに長期で投資するのがお金を増やす唯一の道なのに、売却してしまうと大きく減ったお金のみが残って「大損」に繋がります。

「楽天VTI」の内容を把握して長期投資するのに優良な投資先かを理解することは思ってる何倍も大事なので、何となくで投資してないって人も今一度確認してみましょう。

厚切りジェイソンオススメの投資先「楽天VTI」の仕組み

まずは「楽天VTI」の基本的な仕組みから把握します。

前提として「楽天VTI」は特定の株価指数に連動して運用するインデックスファンドです。
単に投資信託と言っても、例えば全世界の企業にまとめて広く投資する投資信託、日本の企業にまとめて広く投資する投資信託、はたまた30個ぐらいの企業に集中投資する投資信託とか、実に色んな投資信託があります。

厚切りジェイソンさんオススメの「楽天VTI」はアメリカと言う国に絞って、アメリカの投資可能な企業をほぼ全てに幅広く分散投資するファンドで、企業の数は何と約4000銘柄とめちゃくちゃ多く、投資に必須な沢山の企業への分散をしっかりしてくれて優秀です。

「楽天VTI」は間接的に約4000のアメリカの企業に投資する仕組みなのを念頭に入れましょう。
ざっくり言うと約4000のアメリカの企業に投資する大元の「VTI」に投資していくから「楽天VTI」って名前です。

もちろん自分達が直接、大元の「VTI」にも投資出来ますが、その場合いちいち円をドルに変える必要が合ったり、積み立てNISAで投資出来なかったり、色んな手間が発生したりして面倒で、初心者には優しくありません。
手間は初心者が投資を継続するのに最大の天敵、手間が沢山あると投資が面倒くさくなって長期で継続できずに将来のお金を増やしていけません。

そんな手間を「楽天VTI」は解決してくれて、自分達がお金を預けたら代わりにドルに変えてくれて、大元の「VTI」ひいてはアメリカの膨大な企業に投資してくれるわけです。
しかも「楽天VTI」は積み立てNISAで利用出来て、毎月自動的に積み立て出来るので、初心者にとっての大きな手間を削減した上で、4000という膨大なアメリカ企業に投資できるような仕組みです。

「楽天VTI」の投資先アメリカ企業トップ10

「楽天VTI」に膨大な数の企業が含まれているのが分かった所で、具体的にはどんな企業が含まれてるのかを見ましょう。
「楽天VTI」に含まれる比率が大きいトップ10の企業一覧で、みんなが知ってる企業ばかりです。

  1. アップル5.5%
  2. マイクロソフト4.1%
  3. アマゾン2.5%
  4. アルファベットA1.7%
  5. テスラ1.5%
  6. アルファベットC1.5%
  7. バークシャー・ハサウェイ1.3%
  8. J&J1.1%
  9. ユナイテッドヘルス1.1%
  10. メタ1.1%

上から4つぐらい見るとApple、Microsoft、Amazon、アルファベットつまりGoogle、こんな巨大企業もしっかり「楽天VTI」には含まれてます。
含まれる企業の比率がバラバラなのは、含まれる企業比率は均等ではなく、規模が大きくて優秀な企業ほど「楽天VTI」に含まれる比率が大きくなるようになってるのが理由で、優秀な企業の優秀な成績の恩恵をしっかり受けられるように調整されてるわけです。

重要なのは含まれる企業の比率は一生固定ではなく、時代の流れに応じて柔軟に調整されるって点です。
例えば今はめちゃくちゃ小さいアメリカの企業があったとして、まだまだ会社の規模が小さい時は「楽天VTI」に含まれる比率は小さいですが、アップルクラスに優秀で巨大企業に成長した時には「楽天VTI」に含まれる比率が大きくなるように調整されて、成長の恩恵をしっかり受けられます。

つまり「楽天VTI」は時代の流れに応じて優秀な企業の比率を調整して勝手に投資してくれる、アメリカ企業詰め合わせパックです。

「楽天VTI」と「全世界株式」(オールカントリー)との比較

実際「楽天VTI」が優秀なのか気になるので、まず過去の成績を見ましょう、「楽天VTI」自体の長期のデータはまだないので、大元の「VTI」のデータを代わりに使います。

初心者にも大人気な全世界株式の投資先と比較すると「VTI」の方が上昇してるのが分かります。
全世界株式が14年間ぐらいで約2倍、きっちり増えてます。
一方「VTI」は何と3倍以上、ざっくり言うともし100万円を投資してたら300万円以上になってる計算です。

このグラフで重要なポイントはまだあり「長期で見ると右肩上がりで上昇してる」点で、過去にリーマンショックやコロナショックや、色んな暴落がある中でもしっかり立ち直って右肩上がりで上昇しています。
暴落は長期で投資してると絶対起こりますが、そこから立ち直る力強さがある投資先じゃないとお金は増やしていけません。
「VTI」はその力強さを持ってて、現在までしっかり上昇してきてます。

今後も「楽天VTI」が成長株な理由

将来「楽天VTI」は成長していく可能性は十分に考えられて、理由は大きく3つあります。

理由1つ目、アメリカは自分達の生活を変えるほどのイノベーションを沢山生み出す国だから。

AppleやAmazon、Googleみたいな日常に不可欠な商品やサービスを提供している企業の多くはアメリカの企業、そんなとてつもない企業達を沢山生み出していく可能性を秘めてるのがアメリカ、優秀なアメリカ企業に投資する「楽天VTI」は今後の上昇も期待出来ます。

理由2つ目は、アメリカは株主重視の文化だから。

アメリカでは株主のために自分の企業の株価を上昇させるなり配当金なり、できるだけ株主に還元しようとするので、自分の会社で利益を出して成長させてっていう姿勢がアメリカは他の国より強いです。
つまり株主を重視するアメリカの企業の集まりに投資する「楽天VTI」も今後の成長が期待出来ます。

理由3つ目は、アメリカの人口は今後も増えることが予想されるから。

経済の成長には人口労働力が絶対に必須で、この2050年までの人口予測のグラフを見てみるとイギリスは人口微増、日本に至っては今後人口は減っていく予測がされてます。
一方、同じ先進国でも赤線のアメリカは2050年までで見ても人口が増えていく予測がされている極めて珍しい先進国です。
つまり今後も経済成長の源泉である人口が増えてアメリカ経済が成長する可能性があります。

ここまでの理由からアメリカ企業をまるっと含む「楽天VTI」も今後の成長が期待できるわけです。

「楽天VTI」の運用コスト・信託報酬

「楽天VTI」が優秀なのは分かったけど、投資信託において気になるのは「運用に掛かるコスト」です、将来のリターンに山ほど違いをもたらすので。

一番メインで掛かるコストの「信託報酬」を見てみましょう。
自分達の資産を運用してくれる引き換えに掛かってくるコストで、年間で0.5%から2%程度が一般的ですが「楽天VTI」の信託報酬は年間0.162%と、十分安い部類です。

さらに言うと「楽天VTI」は色んな証券口座で投資しやすいよう、多くの人が使ってる楽天証券、SBI証券、マネックス証券でも投資可能で、誰もが投資しやすい投資信託で汎用性も高いです。

優秀なアメリカの優秀な企業達に広く手間なく分散投資出来て、しかも過去の暴落を乗り越えて成績も抜群で未来の成長も期待出来て、さらに運用のコストも安めなのが、厚切りジェイソンさんは「楽天VTI」を初心者にオススメしている理由です。

厚切りジェイソンオススメの「楽天VTI」よりお得な投資先がある?

さらに厚切りジェイソンさんの本でも紹介されてないプラスアルファのお得な話もします、
実は「楽天VTI」よりもお得に投資できる投資先もあります。

それが「SBI・V・全米株式」って言う投資信託で「楽天VTI」と同じような投資の仕組みを取ってて、投資内容はほぼ全く同じですが、ただ違う点があり、信託報酬が「楽天VTI」0.162%よりも安いです。
何と信託報酬が0.0938%と「楽天VTI」の信託報酬の半分近くと、かなり激安です。

ただ「SBI・V・全米株式」には1つ注意点があり、楽天証券やマネックス証券ではSBI・V・全米株式に投資出来ず、SBI証券でのみ投資可能です。
だからSBI証券の人なら「SBI・V・全米株式」第一選択肢で、楽天証券やマネックス証券の人は「楽天VTI」って選択肢になるはずです。

ただ「SBI・V・全米株式」と「楽天VTI」に爆発的に差があるわけではないので、自分が手間なく投資できる方を選べば良いです。

厚切りジェイソンオススメの「楽天VTI」に潜むデメリット

ここまでの話を総合すると「楽天VTI」や「SBI・V・全米株式」は極めてまともな投資先なので、個人的には投資して全く問題ないでしょう。

ただ初心者も把握しておかないといけないデメリットもあり「楽天VTI」や「SBI・V・全米株式」は山ほどのアメリカ企業に投資してますが、国単位で見ればアメリカ一国の集中投資になってます。
もしアメリカに何か政治的にネガティブなことやヤバイことが起こった時とかにモロにダメージを負ってしまう可能性もあります。

ただ、そんなリスクも理解して納得した上で今後のアメリカの高いリターンを期待して投資するのであれば問題ありません。

もしアメリカのみへの投資で良いのか分からない、アメリカの成長が期待出来ると言っても確実じゃないやろうし、ほったらかしで楽ちんに投資できるとこが良い場合は全世界株式への投資信託が初心者を含む万人にもオススメ出来ます。

全世界株式は世界に広く分散投資できるので、アメリカ一国の集中投資とかを気にしなくて良く、仮にどこかの国がコケても分散してる他の国が分散効果を発揮してくれるし、どこかの国が発展しても、その国への投資比率を上げてその時の世界の流れに合わせて勝手に投資してくれます。

別に正解があるわけじゃないので「楽天VTI」とかでアメリカに投資するのも、全世界に投資するのも、どちらでもOKです。

厚切りジェイソンおすすめの楽天VTIって本当に良いの?雑感

底辺セミリタイアするに当たって「投資の利回り」は本気で大事です。
今現在は「先進国株式」を選んでますがS&P500等、もっと利率の高い投資信託を選ぶべきか迷っていた矢先の耳寄り情報でした。

踏ん切りがついたらリスクやデメリットも考慮して「楽天VTI」への投資にもチャレンジしたいと思います。

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