底辺セミリタイアと真逆!?繰り下げ受給派の意見

節約

以前、底辺セミリタイア生活を送るには年金は繰り上げ受給すべきって記事を上げました。
(詳しくは「底辺セミリタイアと年金繰り上げ受給」をご覧ください)
底辺セミリタイするなら、すぐ年金を貰える繰り上げが得だ!と個人的には思ってますが、そのまま鵜呑みにするのも良くないので、あえて繰り下げ派の意見も聞いてみましょう。

年金は繰り下げ受給をおすすめする5つの理由【繰り上げ派に反論します】

今日は年金の繰り下げ受給について、年金の受給開始年齢を65歳以降にする繰り下げ受給をオススメする理由を話します。
年金について語る時にしばしば議論になるのが繰り上げ受給か繰り下げ受給か、どっちが良いかって問題です。
年金の受給開始年齢、65歳より早く貰うのを「繰り上げ受給」遅く貰うのを繰り下げ受給と言い ます。
繰り上げ受給すると貰える年金の金額は1月繰り上げるごとに0.4%減り、60歳まで繰り上げできます。
逆に受給年齢を遅らせるのを「繰り下げ受給」と言い、繰り下げ受給すると貰える年金額は一月繰り下げるごとに0.7%つつ増えます、で今までは70歳まで繰り下げ出来ましたが2022年4月の改正で75歳まで繰り下げられるようになったんです。
繰り上げ受給か繰り下げ受給かは割りと関心の高い話題で、動画主が動画の中で「年金は繰り下げ受給するのがオススメ」って言ったら結構コメント欄で反響があって「いやいや繰り下げ受給なんてするもんじゃないよ、繰り上げのほうが良いよ」って反対意見が多数寄せられました。
「死んでしまったら損だろう」とか「貰えるものは早く貰っておかないと」とか「70歳まで伸ばすなんて愚の骨頂」って意見もありました。
中には「年金を払いたくない政府の手先なんじゃないか」とか「ついに政府が年金を受け取らせないためにユーチューバーを使ってキャンペーンをやり始めたか」とか若干プチ 炎上した感じです。

繰り上げ・繰り下げを選んだ人の割合

実際、繰り上げ受給、繰り下げ受給を選んだ人の割合を見ると反対意見が多いのも分かります。
国民年金だと繰り上げを選んだ人は 12.4%、逆に繰り下げを選んだ人は1.5%しかい ないんですね。
厚生年金の方は繰り上げを選んだ人は0.4%、繰り下げを選んだ人は0.9%で、ほとんどの人が通常の65歳からの受給を選んでて、繰り下げ受給を選んだのは1%程度しかいないのを見ると、繰り下げ受給なんて選ぶもんじゃないって意見が多いのは分かります。
もちろん、どちらが良いかはケースバイケースです、年金がどれだけ貰えるかにもよりますし、年下の妻がいる人は加給年金が貰えるかどうかもありますしね。
繰上げか繰り下げか、それとも普通に65歳から貰うかは個人の環境や立場によっても変わります。
それでも大きな5つの理由があるから、多くの人は繰り下げ受給を目指す方が良いと思います。
何故繰り下げ受給オススメするのか、理由を話します。

本日のメニュー

  1. 繰り上げ受給・繰り下げ受給とは
  2. 受給年齢の損益分岐点
  3. 繰り下げ受給をおすすめする5つの理由
  4. 60歳から70歳の間を乗り切る方法

まず「繰り上げ受給、繰り下げ受給とは」繰り上げ、繰り下げすると年金受給額はどうなるのか基本的な話をします。
そして「受給年齢の損益分岐点」受給年齢で何歳まで生きると得なのか、一番気になる所だと思うので話します。
「繰り下げ受給をおすすめする5つの理由」繰り下げをオススメするにはちゃんとした 理由があるので話します。
繰り下げした場合は70歳までの期間、自分で生活式を何とかしなきゃいけないので「60歳から70歳の間を乗り切る方法」も伝えます。
いつから年金を受給し始めるのが良いのか分かるので、年金の受け取り方を把握して老後の不安を解消したい人は是非最後まで見てください。

繰り上げ受給・繰り下げ受給とは

まず「繰り上げ受給、繰り下げ受給とは」基本的な所を解説します。
年金の受給開始年齢は60歳から75歳までで自由に選べます。
65歳が本来の受給年齢で、それ以前に受給を始めるのを「繰り上げ受給」それ以降に受給を始めたのを「繰り下げ受給」と言います。
繰り上げ受給すると1月繰り上げるごとに年金の額が0.4%減って、逆に繰り下げ受給すると1月繰り上げるごとに年金の額が0.7%増えます。
もし60歳まで繰り上げたら年金の額は42%減り、逆に70歳まで繰り下げたら年金額は42%増、75歳まで繰り下げたら84%増です。
どれくらい増えるのか例で見ると、2021年度の老齢基礎年金の受給額、つまり国民年金1階建て部分を満額支払って貰える年金額は78万900円。
これを60歳から受け取り始めたら貰える金額は59万3,484円に減ります。
逆に70歳まで繰り下げたら貰える年金額は110万81,878円、75歳まで繰り下げたら年金額は143万6856円、倍近くに増えから結構凄いですよね。
ただ75歳まで生きてるのかって思う所もあって、それよりは繰り上げて年金が減っても良いから早く貰い始めた方が良いんじゃないかって考えの人がいるのも分かります。
ちなみに繰り上げ受給をする時は老齢基礎年金と老齢厚生年金の繰り上げは同時にしないといけません。
逆に繰り下げの場合は老齢基礎年金と老齢厚生年金の繰り下げは別々に可能です。

受給年齢の損益分岐点

それでは先ほど何歳まで生きるか分からないし早くもない始めた方が得なんじゃないかって話もしましたが、受給年齢の損益分岐点を見ていきます。
繰り上げ受給、繰り下げ受給を考える時、多くの人は「何歳まで生きれば得するんだろう?」って考えると思います。
本来の受給年齢は65歳ですが、繰り上げた場合「何歳まで生きてしまうと損するのか」繰り下げた場合「何歳までに死んでしまうと損するのか」この年齢の事を損益分岐点と言います。
65歳から貰った場合の総受給額を上回るポイント、または下回るポイントが損益分岐点です。
基準は65歳が受給開始年齢の場合の総支給額を基準に見ていきます。
まず60歳まで繰り上げた場合、受給年齢を早めた場合、損益分岐点は80歳、80歳までは65歳から貰うより得しますが80歳以上生きれば損になります。
次に繰り下げした場合を見ていきましょう。
70歳から受給した場合は損益分岐点は81歳、81歳以上生きれば得です。
同じように75歳から受給した場合は損益分岐点は86歳、86歳以上生きれば655歳から受け取るより得です。
間の年で62歳とか72歳とか色々ある場合も「損益分岐点」って簡単に出せます。
繰り上げの場合は受給開始年齢に20歳を足したのが損益分岐点で、62歳から受給した場合は82歳が損益分岐点です。
逆に繰り下げした場合は受給開始年齢に11歳を足すと損益分岐点になり、68歳から受給した場合は79歳が損益分岐点です。
こうやって何歳まで生きれば65歳から貰う年金額を上回るのかを出せます。
じゃあ気になるのは「一体いつまで生きれるのか」ってことですよね、日本人の平均寿命を見てみましょう、2020年の簡易生命表では男性は81.64歳、女性は87.74歳が平均寿命です。
男性は81歳なので「繰り下げ、受給を遅らせるのは微妙だな」って思うかもしれませんね、逆に女性は87歳だと「繰り下げた方が良いのかな」って考えるかもしれません。
でも男性も女性も出来るなら繰り下げの 方が良いと思います。

繰り下げ受給をおすすめする5つの理由

繰り下げ受給をオススメする5つの理由を話します、理由一つ目は「平均寿命は死亡年齢の平均ではないから」です。
先ほど平均寿命を話しましたけど、これって日本人が平均いつぐらい死ぬかを表してません、平均寿命は「00歳時点での平均余命」で、0歳で生まれた赤ちゃんが何年生きるかを表した数字です。
新生児のうちに亡くなる子もいるし、子供の頃に交通事故に遭う子も、若いうちに自殺する人もいて、平均寿命って実際よりも若く出てしまいます。
例えば70歳、80歳、90歳で亡くなる3人の平均死亡年齢って80歳ですが、ここに1歳で亡くなった子を入れた4人の平均死亡年齢を出すと60歳になり、平均って数値のちょっとした罠です。
先ほど平均寿命男性は81.64歳、女性は87.74歳と言いましたが、この平均寿命よりめちゃくちゃ若い年齢で亡くなる子はいるので、その子達が平均寿命を若く下げてるので、あまり重視しない方が良いと思います。
じゃあ何を見れば良いかと言うと60歳時点の平均余命です。
60歳時点の平均余命とは「60歳まで生きた人があと何年生きるのか」を出した平均で、若くして亡くなる人が省かれてて男性は84.21歳、女性は89.46歳、ちょっと上がりました。
さらに死亡者の中央値って数値があり、死亡者数が一番多い年齢を表した数値です。
何才で亡くなった人が一番多いかを表した数値、一番肌感覚に合った数値で男性は89歳、女性は92歳です、かなり年齢が上がりましたね。
女性はとうとう90歳を超えてきて、男性も90歳近くで亡くなる人が人数的には一番多いです。
さらに一定年齢までの生存率、何歳まで生きる人が何割いるかって割合を見ていきましょう。
80歳までの生存率は男性は64.19%、女性は81.84%で、10人いたら男性は6人か7人、女性は8人ぐらい生き残ります。
90歳までの生存率を見ると男性は27.18%、女性は51.12%、結構高いと思いませんか?
つまり男性の4人に1人、女性の2人に1人は90歳まで生きるってことです。
ちゃんとデータで出てる数値を見れば思ってる以上に長生きする可能性が高いです、平均寿命だけで見るのとはちょっと見え方が変わってくるんじゃないでしょうか?

次に繰り下げ受給をオススメする理由二つ目は「年金は貯蓄ではなく保険だから」です。
年金は繰り下げ受給が良いって話をすると必ず出てくるのが「いや死んだらどうするんだ」「払ったのに貰えなくなるのは損だろう」って意見です。
でも考え方自体がちょっと間違ってます、年金は積立方式ではないので、自分が積み立てたものがそのまま返ってきません。
じゃあ何なのかと言うと年金は「賦課方式」つまり現役世代がお金保険料を払って、それが寄り集まってお金を必要とする世代、年金を受給する高齢者に支払う仕組みで、沢山の人から保険料を集めて、お金が必要な人に配る保険の仕組みと同じです。
つまり年金は貯蓄ではなく保険です。
じゃあ保険って何なのかと言うと起こるかもしれないリスクに備えるもの、万一リスクが起きた時は保険金を支払うってものです。
例えば生命保険は何なのかと言うと死亡リスクに備える保険で、万一死んでしまった時に保険金が出るものです。
自動車保険は交通事故のリスクに備える保険で、交通事故起きちゃった時は保険金で何とかしよってもの、同じように火災保険は火事のリスクに備える保険です。
年金は「長生きリスク」に備える保険で、毎日長生きしちゃった時に生活が困るので保険金支払いますよって類のものです。
保険って保険料を支払ってますよね、掛け捨ての保険も多いと思います。
でも生命保険に入ってて、掛けた保険料を貰えないのは嫌だから死のうみたいな人いないじゃないですか、同じように自動車保険保険料を払ってるけど保険料を取り返すために交通事故に遭うって人もいないでしょう、交通事故に遭わなかったら「遭わなくて良かった」でおしまい、火災保険も同じように保険料を払ってるけど火事にならなかったら「火事にならなくて 良かったな」で終わりじゃないですか。
でも年金の場合だけ「保険料を払ったんだからそれを取り返さなきゃいけない」とか「長生きせずに死んでしまったが損してしまう」って考るのおかしいでしょ、保険の考えと違いますよね。
保険は「リスクが起きる可能性は非常に低いけど、もし起きたら生活が破綻してしまうので、その時はお金を貰えるようにしとこう」ってものです。
自動車事故や火事は家事は起きる確率は低いけど、もし起きたら大変で賠償とかお金沢山いりますよね。
ではこの年金の長生きリスク、長生きしてしまう確率ってどうでしたか?
男性の4人に1人、女性の2人に1人は90歳まで生きる、長生きリスクは結構でかいです。
結構な確率で起こるリスクに備えず、むしろもっと小さいリスク、交通事故とか火事には備えるの、おかしいでしょう。
死んでしまって年金貰えなかったら損するって言ってる人は「自分の寿命は分からないんだから」って言います、自分の寿命なんて誰にも分からないのでそのとおり、だから死んだら終わりなわけです。
その損したとか得したとかって感情って死んだら終わりなわけで、死ぬ間際に「年金を受け取るのを遅らせて損した」なんて思いますか?
その感情、あの世には持っていけないですから。
年金は損得で考えない方が良くて、それより自分の人生をどう設計するかって観点で考えた方が良いと思います。
繰り上げ、繰り下げの話をすると必ずみんな損得で考えますが年金は保険なので極端な話、払ったものが戻らなくても良いわけで、それより自分がどう生きるかを基に考えた方がいいと思います。

繰り下げ受給をオ ススメする理由3つ目は「繰り下げほど利回りの良い金融商品はないから」です。
年金を早く貰う人、繰り上げする人は「じゃあ年金で足りない分をどうするか」って問題が出てくると思います。
そこで「運用して増やしていけば良いよ」って人は多いです、退職金も入ったんだから運用すれば何とかなるんじゃないって。
でも高齢になってからの運用は上手くいかないので、この考え非常に危険です。
退職金でいきなり大きなお金を手に入れた人が、今までやったことのない資産運用を始めても大抵上手くいかないし、高齢になると投資期間が短いので、時間を味方につけるリスクの分散も出来なくなります。
高齢になったら運用するより、むしろ資産を取り崩す段階ですね。
もし運用するにしても安全にできるだけリスクを取らず運用したいなら優良な投資信託を買うって方法もありますが、せいぜい利回りは年に4%程度です。
それに比べて年金の繰り下げ受給は1ヶ月繰り下げると0.7%増えるので、年間に直すと年利8.4%、すごい高利回りでしょ、しかも元本保証です。
全くリスクを取らずに年利8.4%得られるので、これほど有利な金融商品はないです。
だからね年金で足りない分を投資で穴埋めするくらいなら年金自体を繰り下げて、繰り下げた期間だけ何とかする方が利回り的には良いです。

繰り下げ受給をオススメする理由4つ目は「手取りで考えてもそれほど損はない」ってことです。
繰り下げ受給の話をする時、必ず出るのが「繰り下げすれば税金や社会保険料が増えるから手取りは減るだろう」って意見です。
これ最もで、年金の受給額が増えれば税金や社会保険料は増えます。
でも税金や社会保険料の増加分と年金の増加分を比べたら、当然ですが年金の増加分の方が多いので「税金や社会保険を払うのが嫌だから安い年金額の方が良い」って言うのは違うと思います。
それに年金貰っても月20万円くらいでしょうし、税金や社会保険料もめちゃくちゃ高いわけじゃないです、月50万とか100万とかと比べると全然引かれる金額も少ないですからね。
その少ない金額が引かれるのが嫌だから大きな所を取り逃すのはちょっと違うと思います。
それにね繰り下げ受給を選んだ場合、税金や社会保険料が掛かるのは受給期間だけ、60歳から70歳までの間、無収入なら税金、社会保険料がほとんど掛かりません。
なので60歳から繰り上げ受給した場合、その時点税金や社会保険料が掛かってきて結局、トータルで払う金額はそれほど変わりないんじゃないかって思います。
それより貰う金額が増えるメリットの方が大きいんじゃないでしょうか?

繰り下げ受給をオススメする理由5つ目は「先の見えない不安を背負わなくて良い」っていうことです。
まあ年金だけで生活費が足りないのは既定事実です、
老齢厚生年金の平均支給額見てみると14万6162円、これじゃちょっと足りない、あと3万円くらい欲しいって思いますよね、この足りない分を自分で準備する必要があると、それが「老後2000万円問題」で年金以外に2000万円が必要だって話です。
繰り下げ受給した場合は先ほどの年金支給額14万が20万ぐらいに上がるので、70歳以降は年金だけで何とかなるので、準備が必要なのは60歳から70歳までの10年間だけになので、いくら必要か目途がつきやすいです。
でも繰り上げ受給した場合、自分の資金で準備しなきゃいけないのはておかなきゃいけないのは60歳から死ぬまでずっと必要なわけで、生きれば生きるほど自分で準備する資金も必要になので、いつまで必要なのか分からないので貯金を切り崩すのも怖いし不安も消えません。
それと比べると確実に生活できるお金が死ぬまで入る繰り下げ受給の方が不安なく老後を過ごせるんじゃないでしょうか?
そもそも人間は非合理的な行動を取ってしまう生き物で、行動経済学って学問で数多く証明されてます。

60歳~70歳の間を乗り切る方法

繰り下げ受給を選んだとして60歳から70歳の間を乗り切る方法を話します。
繰り下げ受給を選んだら60歳から70歳の間は年金は貰えないので、その間どう乗り切れば良いのか方法は2つ、働くか資産を取り崩す、どちらかでしょう。
こう聞くと「嫌だ、60歳過ぎてまでもう働きたくない」って人がいて、気持ちはめっちゃ分かります。
なるべく早くリタイヤして年金生活に入りたいって思いますが、別にフルで働かなくても良いです。
この60歳から70歳までの間はガチガチにね70歳までサラリーマンを続けるって考えるんじゃなく、もっと緩く考えても良いです。
例えば月20万円が必要だとして、こんな内訳でも良いんじゃないでしょうか。
アルバイトで10万円稼ぐ、副業で、今だとパソコンで色々出来るので月2万円ほど稼ぐ、今まで用意しておいた貯金や運用資産、退職金等で月5万円ずつ取り崩す、これで17万円ですが、残り3万円はちょっと節約して生活をスケールダウンさせて賄います。
こう考えるまた違う道も選べるんじゃないでしょうか?
ポイントなのは「取り崩しの資産をどう準備するか?」ですが、取り崩す資産を作るにはiDeco、積み立てNISを活用しましょう。

老後2000万円問題の解決策

老後2000万円問題、年金だけじゃ老後の生活はできないので、それ以外に2000万円が必要って言われてますが、繰り下げ受給を使えば60歳から70歳の間の生活費を確保すれ ば解決します。
単純な話、生活費が年200万円必要なら×10年で2000万です。
2000万円問題って「本当にこれだけいるのか」とか「長生きしたらもっといるんじゃないか」とか色んなモヤモヤがありますが、繰り下げ受給をすればとてもシンプルな話になります。
60歳から70歳までの間を働いたり資産運用したり、年金以外のお金で生活するだけです。
これを考えず70歳以降で働こうとしたり、資産運用しようとしても非常に難しいじゃないですか、70歳以降、身体も弱りますし、働ける場所もあるか分からないですよね。
資産運用しようにも先が短いからリスクも取りづらいし頭も回らなくなるでしょうから。
でも60歳から70歳の間で働いたり資産運用するのは十分可能でしょ、60歳から70歳の間なら自分で何とか出来るわけです。
自分で何とかできる間は自分で何とかして、何とか出来なくなったら年金のお世話になるのが繰り下げ受給の本質です。
これを自分で何とかその期間を70歳以降、後回しにすると危ないって分かるんじゃないですかね?

年金の繰り下げ受給をした方がいい人

そもそも年金の繰り下げ受給をした方が良い人はこんな人です、年金が少ない人。
年金だけで生活できる人、収入が高かったし企業年金もある人は繰り上げても繰り下げてもどっちでも良いです。
問題は年金だけで生活出来ない人で、収入が低かったり派遣やバイトでやってきた人は繰り下げないと生活が破綻する可能性が高いです。
繰り下げて年金を増やさないと自分で何とか出来なくなった時の生活が回らなくなっちゃいます。
動画主自身、自営業で年金はサラリーマンと比べてもめちゃくちゃ少なく、基本は国民年金の1階建てだけです。
年金は繰り下げして金額を増やして、60から70歳の間を自分で何とかする方が安全です。
だから年金だけで生活出来ない人は繰り下げした方が良いですが、繰り上げを選択しがちです。
やっぱり先のお金より早く貰えるお金って言う人間の本能が働いちゃいますが、でもここは一旦合理的に考えてみてください、後は繰り上げが良いのか繰り下げが良いのか、皆さん自身にお任せします、もう一度考えてみてください。
一応、繰り下げがオススメだとこれだけ提示しましたが、これでも繰り上げする人はそれで良いと思います。

コメント

・65才で開始が良いでしょう。年金控除限度に収まる少ない方は繰り下げて中途半端に増やして意味がありません。

・健康寿命は70歳前半です。
旅行や動けるうちにお金を貰ったほうが人生を有意義に過ごせると思います。 
癌で亡くなる人も増えてます。
老後は贅沢をしなければ、それ程生活費もかからず、まして年金は確実に減っていきます。
損得関係なく自分の判断で決めたほうが後悔はないと思います。

・長生きしたら?得と不安を与えて受給開始を遅らせ年金支給額抑制したい厚労省の策。

・繰り下げの意見は炎上したくないので控えますが、損益分岐点のお話は大変いい動画でした。今後もこのような動画是非お願いします。因みに動画見ても私は圧倒的に繰り上げ派です(笑)

・繰り下げた場合、税金、保険料の増額<年金の増額は、その通りなんですが、年金が増額iされたことにより医療費、介護費が1割負担から2割負担、3割負担になる場合もあります。配偶者が年下の場合、加給年金もあります。このあたりも考慮して解説していただけるとありがたいです。

・損益分岐点は手取りで算出すると90歳近くになります。さらに、「年金は保険のようなもの」で受給した総額で比較するべきではない旨の解説しておきながら、損益分岐点を理由に挙げること自体矛盾しています。

・「繰り下げによる増額は、将来の可処分所得にはなりえない!」
貴おっしゃる通りだと思います。
繰り下げの税金、保険料の増額は今でも現実なのに、近い将来はも税率改悪がありうるのは覚悟すべしと思います。
同様のことを、地元年金事務所の窓口からも口添えありました、こころある担当の人は損得(と言って良いかわかりませんが)を、表裏の面で教えてくれますね。また知り合いのFPも同意見です。
仮に、今使わない年金なら受給して運用に回す手で将来に備えるって手もありです、此れを実践しています。まあこの場合の利益次第の税は覚悟ですが・・・。

・先日、作家の橘玲さんのコメントで、「繰り下げ受給したとき、本来なら複利でもらう額が増えなければならないのに、年金機構の設定では単利でしか増加しない。これでは繰り下げは損なので、普通にもらって複利運用したほうが金額が多くなる。」と言うお話がありました。それなりの運用ができることが前提にはなりますが、なるほどと思いましたね。

・単利とはいえ、年8.4%の確定利回りに勝てる複利運用はそうそうない気がします。
年金200万円を5年繰り下げると5年後からは毎年284万円もらえます。
繰り下げずに5年間毎年受け取った200万円を複利で運用して84万円の利益をコンスタントに出すのは難しい。
5年間受取った1000万円の元本を取り崩すことになるかと。

・保険と捉えるか損得で考えるかは、個人差あると思いますが自分は動画を見てやっぱり繰り上げ受給を選択した方がいいと思いました。

・私の周りでもコロナ禍で収入が減り、60~64の繰り上げ受給手続きをした方が複数います(在職受給)。 背に腹は代えられない、です(現実

・私は以前は繰り下げ派でしたが、この4月から繰り上げました。20か月の繰り上げです。理由は、周りの友人、知人が亡くなったからです。人生って何だろう、身体が元気なうちに・・・と思う様になりました。

・死んでしまったら受け取れませんね。生きている内に貰い続けるのもありですね。まあ、人それぞれです。下手な意見は嫌がられるので、お好きな様に対処してください。

・正解だと思います、明日もしれない人生ですから。繰り下げ受給したら受給開始時にせいとが改正で受給額が下る可能性がありますからね。

・私も同感です。人それぞれ立場と考え方は違いますけど国はすぐ年金改正するので信用出来ません。極端ですが寿命なんて分からないから繰り下げだけは絶対しません。

・あらゆるトレンドを考慮すると早めに貰っといた方がリスクが少ない

・繰り下げて年金を増やすと税金等の引かれる金額の割合がかなり多くなり、実際の損益分岐点は提示された年齢より数年高くなります。

・そうなんですよね。
この動画はその点がまるっと抜けているので普通に有害な動画です。

・若いから年寄りの状況わかってないのかも。
もう働けないから年金をもらわないとねえ。やっぱり普通の65歳でもらうよ。大きな損得でないし目先の生活。

・繰り下げ受給をお勧めする理由④ですが、繰り上げしない場合の60歳から70歳までの期間にかかる税金は年金控除によりほとんど無視できるが、繰り下げの場合の70歳以上の税金などは無視できる金額ではないです。

・年金が保険と言う話はなるほどと思いますが、自分の考えで掛けた自動車保険とか医療保険と強制的に支払った年金といっしょに考える事には無理が有ると思います。

・「繰り下げと繰り上げの損益分岐点」を、「健康保険や税金を差し引く前の額で計算してる」のが、誤解を招く元かも。
各自状況は異なるけど、「年金額や年金以外の収入額」を多数のパターンで、手取り額を提示して貰えると嬉しい。
「国民年金だけで、収入は年金だけ」みたいな低年金の人なら、繰り下げが得だと思うけど、そんな人は繰り下げ受給するほど金銭的な貯蓄が無い人が多いかも。

・寿命が何歳では無く健康寿命が大切、60と70ましてや80での健康度はかなり違うので繰り上げして使うのが一番。

・確かに繰り下げ受給のメリットは理解出来ますが、繰り上げにもメリットはありますので、人それぞれの立場があるので一概に繰り下げが善いとは限りませんね。極端に言えば若くして死んだら貰えませんよね。人それぞれなんですよ。

・市民税非課税になる境界の人は繰り上げの方が得という視点が欠けてるな。

・自分にとって年金は保険じゃなくて生きていくための生活費なんだよな~

・説得力が弱いですよね。
繰り下げ需給は 政府による後出しじゃんけんだと思っています。
損益分岐点の考えでは 60歳・65歳・70歳・75歳の比較ではなく自分が払った金額が 何歳まで生きたら 回収するか?で 考えてしまいます。
その意味での 受給開始年齢。
私のように考える人も いるでしょうね。

・90歳まで生きれる人ってそんなに多くないですよ。90歳まで生きていても寝たきり、または、恍惚の人、が多い。
それと、インフレでお金の価値が減ることもを考えないといけない。
国の施策に騙されてはいけない。
お金の基本は、使ってこそ価値がある。

・一度しっかり計算したほうが良いですよ。
受給金額だけみれば自分が何歳から受給したほうが一番多く貰えるか分かります。政府公開発表通りにはならないという事も分かります。
サンデーさんが受給開始時期に今の受給額が貰えると思っていらっしゃいますか?無理だと思います。なのでこの動画の考え方に首をかしげてしまいます。(解ってないなぁという思いです)
そもそも今現在の受給者が受給している額は所得代替率62%だという事をご存じですか?
今後政府は50%にすると言ってます。
この時点で動画内での計算は大きな誤算が生じます。
この50%も条件がいい場合での試算になるという事を十二分に考慮してください。
それを踏まえて今一度、自分でしっかり計算された方が良いですよ。

・保険は普通任意で入るけど国民年金は強制だから反発があるのかな

・元気で趣味や食事ができるのはせいぜい75歳位まででしょ、ましてや早死にするかもしれないし、私は繰り上げ一択!

・任意で入る生命保険と年金を一緒と考えるのはどうですかね?結局年金が少なくても、生活保護制度がある限り、特に生活にはこまらないですよ。介護扶助、医療扶助、葬祭扶助など手厚いですからね。生活保護を最初からあてにしてはいけませんが、それほど繰り下げ受給がお得とは考えられないですけどね。

・繰り下げをしている間の生活費が確保できる人にはメリットが大きいと思います。
損益分岐年齢はできれば額面だけではなく手取りでの計算もしてもらいたいです。
おおよその計算では88~89歳頃だったと思います。
また繰り下げ期間中に死亡した場合65歳での年金額で計算してまとめてもらえますが一度でも受け取ってから死亡するとその時点で年金は終了です。
その覚悟がないと後悔に繋がりかねません。
デメリットも同時に教えてもらえると助かる人がもっと多いと思います。

・繰り下げると年利8.4%というのは確かにそうなんですが、繰り下げている最中に勝手に制度を変更する可能性はないですか?「60歳で満額もらえる」というつもりで働き始めたのに、定年が近づくにつれ年金受給年齢が遠のくなんてこともあるわけですから。政府に対する信用度の問題ですね。

・年金繰り下げするか、繰り下げするかは人それぞれの立場で決めれば良いと思います。国の年金制度はコロコロ変わるし信用出来ないので私は繰り上げします。

・年金は保険と考えられないですね。他の保険のように払わない自由、掛け金の自由などなく強制的に徴収されています。
また、動画の中で年金は利回りのいい投資信託のような話をしていますが、保険と投資では矛盾していますよね。
年金は元本保証というのも、死んだら0で当てはまりません。なんとなく矛盾を感じます。

・繰り下げ受給?ですか?繰り上げ受給の間違いでは?今後は3年単位で年金改悪されますよ。やっと60歳で受給だと思いきや、65歳受給に延ばされ、ようやく70歳受給になる頃に75歳迄延ばされるのご存知ですか?イタチごっこですから。それよりも70歳まで生きてますか?ってことです。人生は人それぞれです。老いれば老いるほど、気力や体力も減退していき、好奇心も萎えてきます。何をするにも楽しくなくなります。さっさと繰り上げ受給して、お金より趣味や人生を堪能した方が良いのでは?お金か心身かと言う事でしょう。ちなみに平均寿命の5年前は寝たきりだからね。悔いない人生は、派遣会社などで週に一回働きながら繰り上げ受給して、余生を堪能する事です。年間130万円受給を超えたら、えげつない税金や介護料、年金に保険料が取られますからね。意味ないですよ。と私は思います。

年金は繰り下げ受給をおすすめする5つの理由【繰り上げ派に反論します】雑感

よく世間で言われる平均寿命に、そんな落とし穴があるなんて思いもしませんでした。
ここ「だけ」は参考になるかもしれません。

けど年金=長生きリスクの保険、って考えには個人的に納得できません。
毎月、結構な額を取られる引き換えに貰えるはずの年金を70歳、75歳まで我慢しろ、長生きリスクの保険と言われても無理な話です。
そんな年寄りになったら、生活費くらいしか使い道ないですし。
空白期間の凌ぎ方ですが個人事業者らしい考え方ですよね、個人事業で稼ぐって。

ハッキリ言って万人向けじゃないです。
貯金があるならともかく、個人事業で稼げる保証なんてないんですから。

アルバイトもアルバイトで年寄りになればなるほど勤め先にありつけなかったり、体力が持たなくなる恐れもありますが、99%失敗する個人事業よりは遥かにマシです。
それこそ積み立てNISAの取り崩しなり貯金なりで凌いだ方が、まだ可能性あります。

どんなに非合理的だと言われても繰り下げ受給は基本的に「なし」でしょう。
それにコメント欄を見る限りでは「抜け」があり、完璧な情報とは言い難いです。

ただ、この人は国民年金オンリー前提で話を進めてるのがポイントです。
長年自営業だったり、若いうちに仕事を辞めて、底辺セミリタイアしてる人向けの対処法なのも確かなんですよね。

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