積み立てNISAは株以外に高配当ETFもアリなのか?

投資

積み立てNISAの投資先をどうしようか情報を探るうちに、やたら「高配当ETF」って単語が飛び込んできます。
個人的にはVTIと米国債を8対2、が底辺セミリタイアには無難かなと思ってます。
(詳しくは「底辺セミリタイアしたいならポートフォリオに債権を組み込め!?」をご覧ください)
が、そもそも高配当ETFがどんな代物なのか知らないと検討すら出来ないので、一旦勉強しましょう。

【リニューアル!】日本一ズボラな投資を詳しく解説します(新NISAも対応!)

限定公開、新NISA対応ズボラ投資完全版を解説します。
曖昧な内容ではございません、ズボラ投資を追求し尽くした結果を伝えます。
この投資を構築するのに約5ヶ月読んだ投資本、約100冊、人生を左右する投資の自分軸を決めるには本気出しちゃいます、魂の籠もった1本の動画、神回です。
この動画で分かることは動画主のズボラ投資の中身全てです、投資を始めたばかりの方も見ると参考になると思います。
始めに伝えると動画主はインデックスファンドへの一本投資ではない、ズボラ具合で言うと正直こいつには敵わない超ズボラな動画主なのでもちろん検討、ただ動画主のスタイルには全く合いませんでした、理由は後述します。

結論

早速結論、動画主のズボラ投資は「二刀流投資」です。
具体的には米国高配当株投資とインデックス投資の2つを実践します。
何故二刀流投資なのか、そして米国高配当株投資インデックス投資の具体的な運用方法この順に解説します。
始めに何故二刀流投手なのか、ズボラな動画主には今と将来、2つの視点があります。
2つの視点とは具体的に言うと、今と将来どちらの生活もより良くしたい、今だって頑張ってるから投資の恩恵を受けて生活を楽にしたい、将来も老後資金問題や子供の養育費でお金が掛かるから備えたい。
目的に沿って投資手法、今を良くするのが米国高配当株投資で将来を良くするのがインデックス投資へ、2つの投資方法を目的に応じて役割分担と。
何故役割を分けるのか2つの投資法の強み、弱みそれぞれ特徴があるからです。

強み弱み
米国高配当株投資・出口戦略が簡単
・定期的に配当金が入る
(インカムゲイン)
・インデックス投資ほどキャピタルゲインが狙えない
・購入タイミングが難しい
インデックス投資・長期で資産が拡大(キャピタルゲイン)
・購入タイミングが簡単(定期的な積み立て)
・出口戦略が難しい

それぞれの投資の強みと弱みを振り分けると、米国高配当株投資の強み「出口戦略が簡単」「定期的に配当金が入る」続いて弱み「インデックス投資ほどキャピタルゲインが狙えない」「購入タイミングが難しい」インデックス投資の強み「長期で資産が拡大」「購入タイミングが簡単」続いて弱み「出口戦略が難しい」と。
それぞれの投資の強みだけを生かして投資したい、弱みなんて省いて思うようにしましょう。
さっきの話の今将来の2つの要素を振り分けましょう。
米国高配当株投資の強みを活かすと今の生活が良くなる、インデックス投資の強みを生かすと将来の生活が良くなる、それぞれの強みをフル活用できるのが二刀流投資の最大の魅力。
じゃあ二刀流投手とせず超シンプルなインデックス投資1本はどうか、手間が掛からないし日本一のズボラ投資ですが、インデックス投資一本化の結論、動画主は今と将来、2つの視点を重要としてるけど「今」の要素が良くならない。何故か?インデックス投資の出口戦略が関係します。

インデックス投資の出口戦略とは長期投資で拡大させた資産を必要な分だけ取り崩す、今の生活に必要なお金を必要な分だけ取り崩せば延々とこの資産を取り崩すって部分が問題点、何故なら投資の鉄則は「投資に感情を含めない」ですが取り崩しの際に感情が含まれやすい、しかも今の生活費の補填のため定期的に資産を取り崩す回数が多くなる、その分感情も動きやすい。
具体例を挙げるとS&P500の株価ですが2000年から2010年の間、株価低迷直近1年間のS&P500の株価を見ても-10%下落と、株価の婦長で減少する資産にお金の取り崩しを実施、どんどん小さくなる資産不安で感情が動くと思います。
インデックス投資は出口戦略が難しい分、取り崩しの機会を減らすのが上手な付き合い方、長期の時間を掛けてほったらかす、変に弄らない、インデックス投資はかなり長期目線の投資で今を良くする要素ではない一方、米国高配当株投手は「今」をより良くする役割に向いてます。
何故なら勝手に配当金が入ってくる資産を取り崩す必要なし、感情に左右されない、それならいっそのこと米国高配当株投資一本化は資産を取り崩す必要ないし、投資と感情をきっちり区別できる。
これはこれでインデックス投資の強い魅力「長期投資で資産を拡大」を捨てることになる、これは捨てがたい、米国高配当株投資にはない超魅力的な部分、やっぱり目的に応じて役割分担しましょう。
今の要素を米国高配当株投資、将来の要素をインデックス投資、どちらか投資を一本化せず二刀流としてそれぞれの特長を生かすのが都合の良い最強投資、ズル賢く行きましょう。
この先は米国高配当株投資、インデックス投資、それぞれ具体的に解説します。

米国高配当株投資について

まずは米国高配当株投資からいきましょう。
どんな投資手法か?どの銘柄へ投資?具体的な運用方法は?の順で説明します。
始めにどんな投資法か、米国高配当ETFに投資します。
「米国高配当ETF」は米国高配当株の詰め合わせパックです。
何故米国を配当ETFか、これ1本へ投資すれば超優良な米国高配当株へ分散投資できる、銘柄検討も銘柄組み換えも運用はプロへお任せ、ズボラにぴったりです。
続いてどの銘柄へ投資、米国高配当ETFには超優良な3つがあり、それが「VYM」「SPYD」「HDV」
何故3つがオススメか見てください。

名称運用会社ベンチマーク構成銘柄数基準価格直近配当利回り経費率
VYMVanguard社FTSEハイデビデンド・イールド指数約400銘柄109.01USD2.82%0.06%
SPYDStateStreet社S%P500高配当指数約80銘柄42.77USD3.56%0.07%
HDVBlack Rock社モーニングスター配当フォーカス指数約75銘柄104.37USD3.40%0.08%

それぞれのETFの内容をまとめたものです。
運用会社、最高ですね。世界の資産運用会社トップに君臨する企業が揃って、構成銘柄しっかり分散されてます。
直近の利回りも素晴らしい、経費率も激安、世界の超大手が運用してくれるからこその経費率ですね。
どのETFもグレートですが、動画主は棒はこの3つの中でもSPYDとHDVを選択してます。
何故この2つを選択してるのか?

①利益を重視
②タイプが攻めと守りで役割分担できてる

「利益を重視」について、やっぱり利益は少しでも高く狙いたい、SPYDとHDVの配当利回りに対しVYMですが、構成銘柄が400銘柄と桁違いに分散されてるからです。
こちらは銘柄数とリスクを表したグラフ、約20銘柄辺りでリスクが激減してて、以降は銘柄数を増やしても分散効果にあまり変わりありません。
VYMは400銘柄、SPYD、HDVは約80銘柄と、どれも分散効果は同じぐらい。
VYMは分散し過ぎてるため、その分利益が低い結果です。
続いて「タイプが攻めと守りで役割分担できてる」を見ましょう。
3つのETFのタイプを表すとSPYDが攻め、HDVが守り、VYMがバランスと言った所です。
何故このように振り分けられるのか、それぞれのセクターと銘柄選定の仕方に秘密があります。
まずSPYDのセクター、景気に左右されるセクターが53%なので、かなりの攻めタイプ。
SPYDは銘柄選定が独特、米国の有料500社S&P500のうち配当利回りが高い上位80銘柄へ均等分割させてるETF、利益重視の銘柄選定、よって攻めタイプです。
続いてHDVのセクターの中身を見ましょう、ご覧の通り不況時に強いセクターが55%と守りタイプに位置づけて、HDVの銘柄選定は財務健全性を重視、安定重視の銘柄選定、よって守りタイプです。
最後にVYMの上位5セクターについて見ましょう、このようにバランス配分されてます。
VYMの銘柄選定は米国高配当株の中から選定(REITは除く)約400銘柄から構成されるバランスタイプです。
動画主の米国高配当株投資におけるポートフォリオはシンプルに攻めと守りの役割分担をして構成します、よってバランスタイプのVYMは対象外。
投資銘柄についてのまとめ、動画主はSPYD、HDV選択、理由は利益を重視したいから、タイプが攻めと守りで役割分担できてるからです。
VYMは①と②が微妙のため対象外、あくまで動画主の個人的な方針でSPYD、HDVを選択してるのでVYMが悪い銘柄ってわけではないです。
VYMは超優良な銘柄だから人によってはVYM1本のみで完結させてる方もいて、それはそれで全然OK、この後は高配当株投資の運用方法について説明しますがVTM1本の場合、ポートフォリオの配分やリバランスに気を使わなくて良いので楽チンです。

米国高配当株投資についての具体的な運用方法、3つの項目を見ましょう。

①ポートフォリオ
②購入方法
③リバランス

ポートフォリオは攻めと守りの配分をしてます。
攻めのタイプ「SPYD」40%、守りタイプの「HDV」を60%にしてます。
HDVを「不況時でも対応できる保守的陣形」SPYDを「利益を求めるスパイス的陣形」としてますが、軸足は守りでも攻めの要素を兼ね備えたポートフォリオの完成です。
運用方法の2つ目、購入方法について、利益に繋げたいので購入タイミングは狙いたいです。
具体的には割安に株を購入しインカム(配当益)キャピタル(値上がり益)の2つをしっかり狙います。
ズボラに定期購入ではダメなのか?インデックス投資みたく毎月コツコツ購入は?米国高配当ETFは定期買い付けをオススメしません。
何故ならインデックス投資ほど値上がり益が期待できないからです。
S&P500と米国高配当ETFを比較したチャート、一番上がS&P500、下の3本線が米国高配当ETFで一目瞭然、インデックス投資の方が値上がり率が期待できます。
米国高配当ETFは値上がり益が期待できない分、なるべく割安な時に株を購入し、利益に繋げたい予定、よって定期買い付けしない。

では割安に株を購入しよう、どうやって?ここが米国高配当株投資の難点です。
そんな難点をカバーしてくれるのが「VIX指数」
VIX指数とは株価変動率を表す指標の一つで、株式市場に対する投資家の心理状態を数値で表したもの、別名「恐怖指数」です。
こちらはVIX指数チャートですが、特徴は数値が高いと相場が荒れ、低いと相場が安定する傾向があります。
1本線をピーッと引っ張ると大体、数値の境目高い低いの目安が20程度でしょう。
VIX指数の上昇例も確認しましょう、こちらは世を騒がした出来事達、VIX指数もしっかり上昇してますね。

時期出来事VIX指数高値
1997年10月アジア通貨危機48.64
2001年9月アメリカ同時多発テロ49.35
2002年7月エンロン不正会計事件48.46
2003年3月アメリカのイラク侵攻34.4
2008年10月リーマンショック89.53
2011年10月ギリシャ通貨危機46.88
2015年8月中国減速懸念53.29
2018年2月アメリカ景気悪化懸念50.3
2020年3月コロナショック85.47

肝心な所はVIX指数と米国高配当ETFの相対関係、これが非常に関係深いです。
こちらはHDVとVIX指数を照らし合わせたチャート、VIX指数が30以上になった所はしっかりHDVの株価が下がってます。
こちらはSPYDとVIX指数を照らし合わせたチャート、同じくVIX指数が30以上になった所を示すと、しっかりSPYDの株価が低くなってます。
VIX指数を上手に利用して米国高配当ETFを割安に購入しましょう。

具体的なVIX指数の活用例。
購入タイミングを我慢してキャッシュを沢山貯めます。
VIX指数30に到達したらキャッシュの10%だけ購入、さらにVIX指数が40に到達、追加でキャッシュの20%を購入、さらにVIX指数が50に到達、追加でキャッシュの30%を購入、その後もVIX指数の上昇に合わせて追加購入、このようにVIX指数を活用すれば購入ルールが作れます。
米国高配当ETFの悩みである購入タイミング困難は解消されました。
購入タイミングが掴めた所でお得な制度も利用しましょう、それがNISA、2024年1月から新しいNISAがスタートします。
新しいNISAの制度概要、非課税の期間は無期限、1年間の投資上限もアップ、非課税の限度額もアップ、また積み立て枠と成長枠の併用が可能、成長投資枠の非課税の限度額がMAX1200万、とこれを積極的に利用しましょう。
1200万円分の米国高配当株を購入すると配当利回りは3%と仮定した場合、年間で約36万円、月々で約3万配当金が入り、またNISA枠内のため日本の税率20%が掛かりません。
非課税期間も無期限永久とNISA最高、2024年1月からの制度をスタート次第、積極的にNISA枠内で購入して、また妻のNISA枠も活用すると恩恵は2倍、お得な制度を使い倒して賢く購入しましょう。
運用方法3つの項目、最後がリバランス。
リバランスについてポートフォリオを定期的に修正、何故か、自分の投資方針を守るためです。
運用する中で配分が少し崩れたら元通り修正します。
リバランスは歯磨き的役割なのでサボったらダメ、定期的なメンテナンスが必要です。
動画主は年1回、年末に行います。

米国高配当株投資の運用方法まとめ、ポートフォリオは攻めをSPYD、40%の配分、そして守りをHDVとして60%の配分、購入方法はVIX指数を活用しましょう、リバランス年1回年末に行います。

インデックス投資について

続いてインデックス投資ついて、どんな投資手法か?どの商品へ投資?具体的な運用方法は?の順番で見ましょう。
まずはどんな投資手法か、投資手法は米国S&P500へ投資します。
何故米国なのか、理由は米国高配当株投資にも共通しますが、理由は3つ。

①米国が世界経済の中心
②米国企業は世界中に分散
③将来の経済成長性

1つ目の理由から見ましょう、米国が世界経済の中心。
こちらは世界のGDPトップ10です、見て分かるとおり世界のトップは米国で、頭一つ抜けてます。
2つ目の理由、米国企業は世界中に分散。
米国企業は世界各地に拠点がありますが数字で見ていきましょう。
こちらはS&P500に採用されてる企業の売り上げ高、米国の売上が60%に対して海外の売り上げが40%、素晴らしいですね。
米国への投資は米国のみではない、世界各地の要素を含みリスクヘッジ出来てます。
3つ目の理由、将来の経済成長性。
こちらは米国の人口推移で一目瞭然、右肩上がりで増加傾向です。
人口が増えれば経済は発展します、何故か?人口が増える分、労働力がアップ、経済活動が活発化されるからで、色々と強い国なんです。
インデックス投資について、どの商品へ投資する?商品については動画主は楽天証券でeMAXISSlim米国株式S&P500。妻はSBI証券でSBI・V・S&P500インデックスファンドに投資して、2つの商品どちらも経費率が低いです。

インデックス投資の商品でETFを選択しない理由。
正直、経費率はETFのが低いですが配当、再投資を自分で行う手間が発生します。
また積み立てNISA枠外で投資すると外国税額控除の手続きが必要、ズボラな動画主には面倒くさいためETFは却下。
最後に具体的な運用方法は積み立て設定をして終了、これだけで楽ちんです。
積み立てNISAの枠内で毎月購入します。
非課税の限度額1800万のうち積み立て枠と成長枠を併用するため、成長投資枠上限1200万円分を米国高配当株投資に、積み立て枠は残りの600万円をインデックス投資に当てます。
動画主のインデックス投資は本当にやることがなく、究極のズボラ投資です。
強いてやることは、より低経費率の投資信託をリサーチすることぐらいです。

インデックス投資のまとめ
どんな投資法か?米国S&P500へ投資。
どの銘柄へ投資?動画主の分は楽天証券でeMAXIS Slim 米国株式へ投資、妻の分はSBI証券でSBI・V・S&P500へ投資。
具体的な運用方法は積み立てNISA枠内で積み立て設定をして毎月自動を購入、日本一のズボラ投資の解説は以上です。

全体のまとめ

簡単に全体をまとめると動画主は二刀流投手を実践、理由は今と将来の生活をどちらもより良くしたいから、今を良くするのは米国高配当株、将来を良くするのがインデックス投資です。
やることをまとめると米国高配当株は最初にポートフォリオを検討、定期的にやることはタイミングを見て購入、また年1回のリバランス。
インデックス投資では最初に積み立て設定、定期的にやることはございません。
最初やってしまえば定期的にやることはこれだけで、超ズボラ投資の自信があります。

最後に動画主から伝えたいこと

投資はズボラで良い、シンプルで良い、楽すれば良い。
1日何回もチャートを見なくて良い、読めない将来に気を遣わなくて良い、頑張れば頑張るほど、複雑になればなるほど奪われるのは時間です。
人生、お金より価値あるもの、それは時間です、価値ある時間は自分の好きなことをしましょう。

【リニューアル!】日本一ズボラな投資を詳しく解説します(新NISAも対応!)雑感

高配当ETFだと複利の効果が減るのが難点ですが、配当金と言う形で強制的に取り崩されるのは一種の魅力かもしれません。
インデックス投資一本だと、いくら運用益が出ても資産の目減りが怖くてなかなか下ろせないもんですよね。
現時点での解釈は「理論上はインデックス投資、感情論では高配当ETF」って感じですかね?
あとは買うタイミングも見極めないといけないようです。

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