高配当ETFは本当に、底辺セミリタイアに有効なのか?

投資

底辺セミリタイア達成にはVTIと米国債を8対2が理論上は最適解だろうと思ってる一方、配当金に釣られて高配当ETFにも気持ちが揺れ動いてます。
(詳しくは「積み立てNISAは株以外に高配当ETFもアリなのか?」をご覧ください)
心理的な安心感を求めて高配当etfの方が良いかもしれないと思う一方、そもそも投資信託と高配当ETFの違いすらあやふやな部分があるので、それぞれのメリット・デメリットを、新NISAを使う前提で考える必要があります。
丁度良い動画を見つけたので、一緒に見てみましょう。

【保存版】新NISAで選びたい、おすすめ銘柄はどれ?つみたて投資枠と成長投資枠の対象商品もおさらい

新NISAが始まった際、どんな銘柄を選べば良いか教えてって方に、新NISAで選びたいオススメ銘柄を分かりやすく紹介します。

本動画の結論

先に結論を出します。
2024年から新NISAが始まるが選ぶ銘柄は基本、積立NISAと同じ全世界株式や米国株式の投資信託でOK。
これらの銘柄は積立投資枠でも成長投資額でも選べる、もしくは分配金が欲しければ成長投資枠で高配当ETFを選択する案もあり、投資を楽しく続けるモチベーションになる。
ただし高配当ETFを選ぶ際は分配金への国内課税は非課税になるが米国課税があり、米国課税分は確定申告で取り戻せないので注意、この結論を元に新NISAのオススメ銘柄を丸ごと解説します。

新NISAの対象商品

2024年から新NISAが始まるので大きな注目が集まってます。
主な変更点をおさらいすると「投資可能期間」と「非課税期間」はいずれも恒久化、無期限化されます。
次に年間の非課税枠、従来の積立NISAは年間120万円、従来の一般NISAは年間240万と大幅に増えます。
そして生涯投資枠は1800万円、そのうち従来の一般NISAの枠「成長投資枠」が1200万円。
最後に積立NISAと一般NISAの併用も可能です。
それを踏まえ、新NISAに備えたオススメ銘柄を解説します。

質問への回答の前に新NISAで選べる商品を見ましょう。
新NISAは積立投資枠と成長投資枠があり、まず積立投資枠は積立分散に適した一定の投資信託、現行の積み立てNISA対象商品と同様、積NISAのユーザーは今選んでる投資信託と同じ商品でOKです。
一方、成長投資枠は「上場株式投資信託、ただし整理管理銘柄、信託機関20年未満、高レバレッジおよび毎月分配型の投資信託を除外」とあり、一般NISAとほぼ同じで幅広い商品が対象で、積立投資枠と同様の投資信託も買えます。
ちなみに但し書きでレバナスなどの投資信託は成長投資枠でも除外されるようです。

基本は全世界株式や米国株式

基本は積立NISAと同じ方針を考えましょう。
積立投資枠でも成長投資枠でも全世界株式か米国株式の投資信託を選べるので、こちらを選択して長期の運用で値上がり益を期待すれば良いです。
大事な点として新NISAでも今の投資方針を特段変える必要はないです。
無理に積立額を増やす必要もないですし、変わらずに全世界株式などの投資信託をコツコツ積立すればOKです。

積立NISAと新NISA用と異なる別口座で同じ銘柄を購入しても複利効果は期待できます。
例えば米国株式の代表的な株価指数、S&P500に連動する投資信託を2つの口座で選んだケースを考えます。
それぞれ1万円ずつ年5%で2年間運用すると1年後には10,500円、2年後は1,1025円と、2つの口座でそれぞれ選んでるので合計22,050円、合算した元本2万円で1つの口座で選び、年5%で2年間運用した時の22,050円と同じ結果です。
積立NISA口座と新NISA口座と異なる口座で同じ銘柄を選んでも結局、投資先が同じなら合計の投資額に対して複利が効くと思えばOKで、口座が分かれること自体は気にしなくて大丈夫です。

成長投資枠で高配当ETFもアリ

ただし新NISAで選ぶ商品に関して、成長投資枠で高配当ETFの案もアリなので紹介します。
前提として積立NISAの対象商品は分配金が出ないインデックスファンドが基本で、1円も受け取らず遠い将来のため、ひたすらお金を出し続けて運用を続けるのはなかなか苦行です。
複利効果としては分配金が出ない方が、それだけ値上がりが期待できるので理には適ってますが理論と感情は別に考えるべきと思ってるので、動画主は特定口座でVYMを積立してました。
VYMのような高配当ETFを持てば定期的に分配金が貰えて、ご褒美感覚で使うことで投資を楽しく続けられます、動画主もVYMからの分配金は自分へのご褒美として外食などに使ってます。
新NISAの成長投資枠で高配当ETFは問題なく買えるはずなので、今後は成長投資枠でVYMを買おうと思ってますが、受け取った配当や分配金を新NISAの投資に回す際は非課税枠の消費になる点は注意しましょう。
配当が不要なら全世界株式や米国株式の投資信託で良いですが、投資を楽しく続けるモチベーションが欲しければ成長投資枠では高配当ETFも考えましょう。
例えば新NISAで月3万円積立できるなら1万5000円は投資信託、1万5000円は高配当ETFって案もアリです。

ただし成長投資枠で米国株米国ETFを選ぶ際は配当への二重課税を知っておきましょう。
海外株式の売却益は原則、租税条約で外国では課税されませんが配当金や分配金は外国でも課税されます。
例えば米国株式の配当が100あったとして、10%がアメリカで税金として掛かり、残り90に対して国内で約20%の税金が掛かるので、残るは71.8と合計30%近くの税金が取られます。
米国株や米国ETFだと保有する株式から出る配当に対して米国で10%課税され、さらに国内でも課税される二重課税が起こります。
確定申告で米国課税分は一部取り戻せますが、NISA口座で米国ETFの分配金を受け取ると少し話が変わります。
米国課税分10%は変わらず、国内課税約20%が非課税になるメリットがありますが、二重課税が発生しないので確定申告の外国税額控除で米国課税分を取り戻せません。
そもそも外国税額控除を行っても米国課税分は一部しか取り戻せないので、動画主はあまり気にせず米国ETFのVYMを買おうと思ってます。

ちなみに国内ETFなら二重課税の自動調整があります。
米国ETFだと今まで特定口座で購入した分は確定申告で二重課税を解消できたんですが国内ETFは2020年から外国で引かれた税金を国内の所得税から自動で控除するようになり、二重課税のデメリットが自動で解消できるので国内ETFのMaxis米国株式などに注目が集まってます。

しかしNISA口座で国内ETFを買っても二重課税の自動調整はありません
「東証上場ETF、REIT、JDRの二重課税調整について、ただし対象となる投資信託などをNISA口座で保有されてる場合は国内課税分は非課税となり外国との二重課税が発生しないので、本措置の対象とはなりません」とあるので新NISAの成長投資枠で国内ETFを選んでも米国課税分は取り戻せないので、動画主はVYMを検討中です。
成長投資枠で高配当ETFを選ぶと分配金への国内課税は非課税になるが米国課税分はそのまま掛かると覚えましょう。

まとめ

2024年から新NISAが始まるが選ぶ銘柄は基本、積立NISAと同じ全世界株式や米国株式の投資信託でOK。
OKこれらの銘柄は積立投資枠でも成長投資枠でも選べる。
もし分配金が欲しければ成長投資額で高配当ETFを選択するのもあり。
投資を楽しく続けるモチベーションになる。
ただし高配当ETFを選ぶ際は分配金への国内課税は非課税になるが、米国課税があり、確定申告で取り戻せないので注意が必要です。

「【保存版】新NISAで選びたい、おすすめ銘柄はどれ?つみたて投資枠と成長投資枠の対象商品もおさらい」雑感

高配当ETFは買うタイミングを選ばなければいけないのと、複利効果が薄まるのが難点ですが、新NISAで運用すると、免税できないデメリットまで発生するんですね。
税金を取られても構わず配当金を得るか、それとも利率の最大化を狙って投資信託か、本当に悩み所です。

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