資産1000万円で底辺セミリタイアするための3つのコツを学ぼう!

セミリタイアする方法

底辺セミリタイアするための方法を常々探るうちに「1000万円で底辺セミリタイアする方法」って動画を発見しました。

この方法と、最近話題になってるある制度と組み合わせると、底辺セミリタイア達成へのハードルがグッと下がります。
老後の資金問題も一気に解決、将来も安泰です。

それでは動画の内容を追ってみましょう。
「【FIRE】いえねこ 貯金とセミリタイアの学び舎チャンネル」さんの動画です。

【1000万リタイア】資産1000万でもセミリタイアはできる!!/少ない資産でセミリタイアできるコツ3選!

資産1000万円でセミリタイアできる、1000万円リタイアのコツ3選を解説します。

「セミリタイア(FIRE)とは」

「資産1000万円でセミリタイアできるコツ」を説明する前にセミリタイヤ、FIREについて説明します。
FIREとはFInancial Indepedence Retire Earlyの頭文字を取った略語です。
FIの部分とREの部分で意味が分かれていて、FIとは経済的自立、REとは早期リタイアを意味します。
FI、経済的自立の意味は株や投資信託から得られる分配金等の不労所得で生活費を賄える状態のことを言い、RE、早期リタイアは具体的な年齢はないですが基本、定年より前に引退することを言います。
この2つの言葉を合体したFIREは定年退職65歳より前に経済的に自立して早期リタイアすることを指します。

似たような言葉に「セミリタイア」があり、現在行っているメインの仕事を退職し、貯金や投資信託等の資産からの取り崩しや分配型金、アルバイトや事業からの収入で生活することを言います。
FIREと少し違うのはセミリタイヤは不労所得以外に労働収入が含まれている点で、FIREより達成に必要な資産も少なくなる傾向があります。

1000万円でもセミリタイアできる理由(コツ)

それでは資産1000万円でもセミリタイアできるコツを説明します。

1000万円を投資で運用する

1000万円でもセミリタイアできるコツの一つ目が「1000万円を投資で運用する」です。
稼いできたお金を貯金で貯めるのも非常に重要ですが、投資で運用すると、さらにセミリタイアに近づけます。
例えば世界経済の成長にそのまま乗っかれるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資して運用すれば直近に十年間で平均5.7%の資産を増やせました。
このeMAXIS Slim 全世界株式は全世界の経済がこれからも成長していくと思っている方には是非、投資して欲しい商品の一つです。
事実、世界人口推計2019年版では2020年から2100年は、2100年まで人口がかなり高い確率で増加すると述べてます。
世界人口が増えれば増えるほど売り買いが多くなるので経営も成長すると考えられてます。
もちろん今後も100%経済を成長し続けて、この商品に投資すれば毎年平均5.7%成長するとも言えませんが、確率で見るとそのように成長する確率が非常に高い商品なので、貯金だけしかしない人は是非勉強して、投資を始めてください。

※動画内ではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)への投資を進めてますが、個人的にあまりオススメできません。詳しくは「底辺セミリタイアする為の投資銘柄にオルカンが「ヤバい」理由」をご覧ください。

ではもしこの商品に1千万円投資してセミリタイア業界の重要な言葉、資産を取り崩しても長期的に見ると資産が減らないと言われてる「4%ルール」に則って資産を取り崩した際に毎月何万円貰えるか見ていきます。
この1000万円前で資産4%を取り崩すと40万円ですが、丸々貰えるわけではなく税金を引いた32万円が手取りです。
そして手取り32万円を月換算にすると毎月約26,000円貰えることになり、この毎月2万6000円貰えるのが、1000万セミリタイアでは非常に重要です。
ただ1000万円すべて投資すると当然リスクも高くなってしまいます。
そのため1000万円すべてではなく100万円分、200万円分を貯金するのをオススメします。
今日は話を分かりやすくするため1000万円すべてを投資する前提で話を進めますが100万円200万円を貯金、800万円、900万円投資して運用してもこの後紹介する3つ目の「1000万円でセミリタイアできるコツ」ができれば達成可能です。

生活費を節約する

二つ目の1000万円でセミリタイアできるコツが「生活費を節約すること」です。
今回の1000万円でセミリタイする際の最重要ポイントはこの生活費の節約です、と言うのも最近流行してるセミリタイアとは少し違いますが、FIREは達成するのに年間生活費の25倍が必要と言われててFIRE、セミリタイアはとんでもなく莫大な資産を築く必要があります。
しかし年間生活費が低ければ低いほどセミリタイアに必要な資産もかなり変わります。
例えば毎月の生活費が10万円の場合なら年間生活費は120万円、FIREに必要な資産は×25年で3千万円、毎月の生活費が20万円だと年間生活費が240万円×25でFIREに必要な資産は6000万円です。
毎月の生活費は10万円しか変わらなくてもFIREを目指す場合、3000万円も差が生まれてしまい、少しの生活費の差で達成するのに必要な資産もかなり変わってしまいます。
生活費を節約する方法ですか「家計簿をつける」のが非常に重要です。
そもそも何にいくらお金を使っているか把握しないとこの項目にお金を使い過ぎているから来月からは少し抑えようなどと構想できないからです。
おすすめの家計簿の付け方ですが「マネーフォワード ME (ミー)」は銀行やクレジットカード、証券口座をアプリに紐付けるだけで自動で家計も作成してて、面倒くさがりな方にもオススメできる素晴らしい家計簿アプリです。
次に行動して欲しいのが「固定費の見直し」で、生活費の節約は最重要ポイントです。
固定費は代表的なものに家賃や水道、光熱費、通信費があり、毎月必ず一定の金額が掛かりますが、一度見直せば後は何もせず大幅に支払金額が下がるのが理由です。
労力と節約できる金額が高く非常にコスパが良いのです。
固定費の中でも1000万セミリタイア達成には家賃を見直せればセミリタイア達成までぐっと近づきます。
それどころか、この後紹介する地域に引っ越せばほぼ達成じゃん、と言う方まで現れるかもしれません。
家賃は生活費の中でも一番支出額も支出割合も高い項目で、家賃は給料の3割と言う言葉がありますが、1000万セミリタイア達成には、もし快適に暮らせるなら安いに越したことはないです。

足りない生活費はアルバイトで稼ぐ

1000万円でセミリタイアするコツの最後は「足りない生活費はアルバイトで稼ぐ」です。
先ほど話しましたか1000万円を投資した際の手取りは32万円で、毎月約26000円です。
投資だけで後は何もせず、このお金が毎月入ってくるのはものすごく大きいですが、それでも生活費を十分補えるような金額じゃないので、残りの足りない生活費をアルバイトまたは自分の事業で稼ぐのが重要です。
先ほどの生活費10万円のケースを見ると資産からの取り崩して2万6000円を貰っても、まだ毎月の生活費10万円までは7万4000円足りません。
7万4000円ぐらいなら正直、アルバイトでも十分稼げそうですよね。
事実、1日8時間のアルバイトを週3日、つまり1ヵ月に12日間働けばこの金額を稼げます。
こちらの表は現在の日本の最低賃金が一番低い都道府県とその金額です。

都道府県最低賃金
秋田県¥792
鳥取県¥792
島根県¥792
高知県¥792
佐賀県¥792
大分県¥792
沖縄県¥792
(2021年10月23日時点)

現在の最低賃金が一番低い都道府県が秋田県、鳥取県、島根県、高知県、佐賀県、大分県、沖縄県の792円です。
最低賃金7万4千円を稼ごうとすると最低賃金792円を割り、93時間で稼げるのが分かります。
この93時間は週3日勤務、1月に12日働くと1日に7.75時間、つまり先ほど説明した一日に約8時間、週3日勤務で稼げます。
あくまで最低賃金の低い都道府県で計算したものなので、最低賃金が高い関東圏で計算すると、もっと労働時間を少なくできる可能性もあります。
では次に生活費20万円のケースを見ると毎月26000円、資産から貰えても残り174,000円も稼ぐ必要があり、この金額はなかなかアルバイトだけだと厳しいです。
そのため、1000万セミリタイアの達成にはコツの2つ目で話した生活費を節約して最適化するのが非常に重要です。

1000万でセミリタイアをする際の生活費

ここから1000万セミリタイアをする際の具体的な生活費を見ていきます。

家賃

まず家賃ですが、もし極限まで削れば何と1万円で暮らせます、年間で換算すると12万円です。
「いや家賃1万円なんで物件あるわけないじゃん」と思われたあなた、実は家賃1万円の物件は意外にもあります。
代表的なのが大分県杵築市の物件で、何と家賃が管理費込みで1万円、しかも部屋自体は全然綺麗で普通に済めるレベルです。
実はこの大分県杵築市は「セミリタイアの聖地」と呼ばれるくらい家賃が激安で1万円以下の物件が簡単に見つかる地域です。
別に訳あり物件ではなく、需要と供給のバランスが崩壊してしまったのが原因です。
この大分県杵築市以外にも「空き家バンク」って制度があります。
空き家バンクは今、日本では人口減少や都市部への人の流入で地方ではどんどん空き家が増えていて、その空き家を売りたい、または貸したいと言う所有者と田舎に行ってスローライフを送りたい、田舎で暮らしたいと言った、空き家をこれから利用活用したいと考えている人、空き家がある市町村が仲介役になって結びつける制度です。
この空き家バンクでは鳥取店吉賀町の物件のように家賃2万円の物件もあります。
補修する必要がありそうですが改修補助金も出る物件で、家賃を抑えるには最適な制度です。
ここまでかなり激安の家賃を紹介しましたが、中には「ここまで家賃を抑えるのは厳しいかな」って方もいるはず、安心してください。
家賃を少し上げて家賃5万円でも1000万セミリタイア達成できるので、後に紹介します。

水道光熱費

次に水道光熱費は1万円、年間で12万円です。
もし田舎に住む場合、プロパンガスしか選択肢がない場合もありますが、通常通り不便なく生活する場合は平均で1万円ぐらいに収まると思います。
現在水道光熱費は一度見直せばかなり節約できる項目です。
エネチェンジという会社のサイトでば電気料金やガス料金を他社に変えるとどのくらい安くなるか比較できます。
しかも電気代、ガス会社の変更は工事や解約も一切不要で、非常に簡単に変更できます。
行うことはエネチェンジに申し込むだけで、翌月以降は何もしなくても電気代やガス代をを削減できます。
次の項目、通信費は毎月3000円、年間で3万6000円です。
ここ最近は大手キャリアでも料金を下げたり、以前と比べるとかなり安くなってますよね。
格安SIM利用者に、動画主も利用している楽天モバイルなんかを利用すれば誰でも毎月3,000円程度に抑えられる時代です、ただ少し電波状況が悪くなったり、残念だけどデメリットもあります。

健康保険と国民年金

セミリタイア後には健康保険と国民年金を自分で納める必要がありますが「免除制度」があり、国民年金は独身の方は収入が122万円、夫婦は157万円以下なら全額免除を受けられます。
当然、将来に受け取れる年金受給額は減ってしまいますが、それでも満額の1/2も受け取れます。
今回のケースだと毎月74,000円、年間888,000円をアルバイトで稼ぐので収入が122万円を下回って「全額免除」になります。
続いて健康保険は独身の方は98万円、夫婦は108万円以内を対象に最大7割の軽減を受けられます。
東京23区の江戸川区で年収98万円以下で毎月の健康保険料をシミュレーションすると4625円、年間で5万5000円です。
ここで注意したいのはセミリタイヤ直後には所得が高く、健康保険と国民年金を今回のシミュレーションより高く支払う可能性もあるので注意が必要です。
ここまで見ていった固定費を合計すると毎月27,625円、年間で331,500円、この金額が1000万円セミリタイアする時の固定費です。

生活費10万円のうち固定費約2万7000円を引くと残りの7万3000円が食費や交際費なの変動費に使用できる金額です。
この変動費7万3000円はどう使おうと自由に使えるお金です。
変動費には食費や日用品、被服費、交際費や交通費があり、もし食べたり外食が好きなら食費に毎月4万円使ったりして他の変動費に割り振っても良いんです。
食事は自炊してるからそこまでお金が掛からないけど友人と沢山遊びに行きたい場合は交際費にお金を沢山使い、他の項目に困らない程度に割り振っても良いんです。
先ほど家賃の話をした時に少し触れましたが、なかなか家賃1万円や2万円の物件に住むのが難しい方は食費や交際費や被服費など、減らしても問題ない変動費を減らし、その分少し高い家賃の物件に住むのも一つの方法で、家賃4万円や5万円の物件に住むのも全然可能です。
最後に食事ではそこまで興味ないし友人と遊びに行くのもお金を使わないから変動費が余る場合は再投資すれば将来資産からもらえる金額もさらに増えますし、もし何かの時にお金が必要、生活費が上がる時に対応できます。

1000万円セミリタイアのメリット・デメリット

ここまで1000万円でセミリタイアする際のコツと具体的な生活費を説明しましたが、ここからは1000万円セミリタイアのメリット、デメリットを解説します。

1000万円セミリタイアのメリット

最初にメリットから紹介します。
メリットの一つ目は何と言っても「少ない資産でセミリタイア達成できる」点です。
もちろん資産1000万円もかなりの大金ですが、通常のセミリタイア達成には3000万円、いや5000万円、それ以上の資産が必要なので、そう考えると1000万円は非常に少ない方ですし、何か少し我慢して本気を出せば貯められる理想の金額です。
二つ目のメリットが「再投資で資産を増やせて、将来の生活費に余裕が生まれる」点です。
先ほども説明したとおり余ったお金をもう一度投資することでさらに資産ができて、将来の生活費が増やせるので、何かあった時のためにお金を使えます。
三つ目のメリットは「適度な労働は健康にも良い」点です。
完全リタイアして家にずっといるのではなくアルバイトでストレスが掛からず働くことで社会と接点が持てたり人と関わることで健康的に過ごせます。

1000万円セミリタイアのデメリット

ここまで1000万セミリタイアのメリットを話しましたが、もちろん残念ながらデメリットもあります。

デメリットの一つ目が「大きな変化に弱い」点です。
この1000万セミリタイヤは生活費を節約して最適化することで少ない資産で達成が可能なセミリタイヤ方法ですが、例えば結婚のような今後の生活費が大きく変わるイベントで生活費が大幅に変わった途端にセミリタイア失敗となってしまいます。

デメリットの2つ目が「結婚している方はパートナーの理解が得られにくい点」です。
もし仮に結婚していて生活費がかなり抑えられて1000万セミリタイアが達成できそうでも、いきなりパートナーの許可なしに仕事を辞められないですよね。
きちんと経緯を説明してもたパートナーからすればいきなり安定している正社員の給料がなくなりアルバイトで稼ぐと言われれば困惑して許可が得られにくいです。

最後のデメリットが「達成できる人が限られる」点です。
今お話したように結婚している方はパートナーの理解を得る必要がありますし、そもそも結婚して生活費10万円に抑えるのも至難の技だと思います。
もしかしたら夫婦揃ってアルバイトすれば達成できるかもしれませんが、子供ができたケースも考えればかなり難しいと思います。
独身の方でも生活費を10万円以内に抑えるのは実家暮らし等を除けばかなり難しいと思います。
以上が1000万円セミリタイアのメリット、デメリットです。

このセミリタイヤ方法は誰でも達成できる方法だと思ってませんが、デメリットもきちんと理解して「達成できるかもしれない」と思っていただけたら幸いです。

まとめ

本日のまとめです。
そもそもセミリタイアとはメインの仕事を退職し資産の取り崩しや配当金、アルバイトが事業収入で生活をすることです。
そして1000万円セミリタイアのコツとしては1000万円を投資で運用して配当金を得ることが重要です。
2つ目が生活費の節約です。
FIREやセミリタイアには莫大な資産が必要ですが、この1000万円セミリタイア達成には生活費の節約が非常に重要です。
そして3つ目が足りない生活費はアルバイトで稼ぐことです。
1000万円を投資して得られる配当金や資産からの取り崩しだけでは生活費を十分補えるほどの金額になりません。
足りない部分ではストレスなどが掛からないアルバイトをして残りの生活費を稼ぐのが非常に重要です。
この1000万円セミリタイアのメリットが何と言っても少ない資産でセミリタイヤ達成が可能な点です。

「資産1000万でもセミリタイアはできる!!少ない資産でセミリタイアできるコツ3選!」雑感

怪しい点も多少ありましたが、概ね現実的なプランじゃないかと個人的には思ってます。
生活費の点も大分県杵築市の格安物件頼りではなく、ある程度柔軟に組み替えられるので様々なケースに対応しやすいはずです。

懸念点は「4%ルールの妄信」と「生活費を10万以下に抑える努力」でしょうか。
4%ルールの部分ですが、無難に3%にした方が、いざと言う時に安心かもしれません。
(たとえ3%に設定しても捕らぬ狸の皮算用ですが)
4%ルールの危険性については「4%ルールの「嘘」投資信託の取り崩しは破綻まっしぐら?」をご覧ください。

後は生活費をどう削減するかです。
(私みたいな非正規こどおじならともかく)一人暮らしで、さらに勤め人の場合だと色々と大変かもしれません。
例えば毎日の食事を自炊にする努力とか、家賃とプロパンガスとの兼ね合いとか、後は健康保険と国民年金の免除制度をちゃんと受けられるのか否かも怪しい部分です。

それでも再現性も十分にある内容なので、1000万円の資産があったら底辺セミリタイアするのも悪くないでしょう。

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