副業を前提とした底辺セミリタイアこそ、逆に「無理ゲー」なんじゃないか？
底辺セミリタイアを達成する上での最大の障害が「副業・個人事業」です。
投資なら（まとまった資金こそ必要ですが）銘柄を決めて申し込んで、あとは株価の変動にメンタルをやられそうになっても、ひたすら脳死状態で放置するだけ。
節約も普段から節制すれば可能です。
しかし「副業」に関しては、そう簡単じゃありません。
いっそ「副業頼りの底辺セミリタイアこそ危険なんじゃ！？」とも最近は思ってます。
底辺セミリタイアには副業が必須だ、って言っている割に、副業自体の成功率があまりに低いのが原因です。
大体、副業が９割失敗するとしたら、底辺セミリタイア自体の成功率が「たった１割しかない」ってことになるじゃないですか。
あまりに絶望的な数字です。
そんな理由から副業と言う概念を一旦捨てて、低資金で生活するモデルから底辺セミリタイアする方法を探った方が良いんじゃないか、と思った次第です。
（仮に運良く副業が軌道に乗ったら、バイトの時間を段階的に減らしても構わないでしょう）
当然、低資金の暮らし方を底辺セミリタイア界隈「以外」から探る必要があります。
そんな折、こんな動画と出会ったので紹介したいと思います。
「ポチオガ」さんの動画です。
理想とする生き方 ～ストレス無しの月１０万の東京生活～
動画主のプロフィールですが「東京の下町に細々と暮らすド底辺男」らしく、昔から陰キャでコミュ障、おまけにメンタルが弱く仕事も長続きせず、人間関係に悩むことが多く、ストレスに弱いので仕事自体が辛く感じているようです。
そんな動画主でも、ストレスの多い会社を辞めて最低限の仕事で何とか暮らせているようで、貧乏でも月１０万稼ぐことを目安に週２、３日働けば東京で何とか生活出来るようです。
月の稼ぎがたったの１０万円、さらに東京で暮らすなんて無理があると思いがちですが、一体どんな生活を送っているんでしょう？
（ちなみに提示した金額１０万円ですが、賃貸契約料や引越し代、家具や家電など、最初に掛かるイニシャルコストは含んでなく、あくまで「毎月の生活費」と言うことです）
月１０万の内訳ですが、最大の出費は家賃で７万円です。
家で過ごす時間が多いので風呂無しや狭いワンルームや1Kは避けて、1DKか、できれば2DKが良いそうです。
東京で家賃７万円で1DKか2DKなら場所が重要で、皇居を中心に縦横４分割にして右上、埼玉より右下、千葉寄りのエリア、当然山手線の外側、荒川区、足立区、北区、板橋区、葛飾区、江戸川区、アクセスが良ければ東京都に隣接した埼玉県か千葉県でも良くて、この辺りなら探せば７万円で1DKか2DK があるそうです。
多くの人が避ける最寄り駅から徒歩１５分以上掛かる物件が個人的には狙い目で、大まかな場所と路線を決めて物件数の多いsumo(スーモ)で検索すれば比較的容易に見つけられるようです。
とりあえず家賃は７万円に設定して、それ以外の高熱費+通信費に月１万円、食品に月１万円、これで計９万円、残り１万は交通費や他の雑費、予備費に当てます。
税金に関しては国民年金は免除してもらうことが出来るので、住民税、国民健康保険料は減免の申請をします。
これでギリギリですが、生活は成り立ちます。
１０万だとほぼ使い切り、残ることはないでしょう。
月１０万が最低限なので、動画主は月１２万をベースに働いていて、趣味や外食にも少しは回せているようです。
何より仕事や人間関係のストレスが減るのと、何かあっても仕事はいつでも辞められると言う気楽さが心にゆとりを産んでくれます。
誰にも勧められる暮らし方じゃないですが、自分を追い詰めてしまうような状況に陥ってしまっている方にはもしかしたら参考になるかもしれません。
理想とする生き方 ～ストレス無しの月１０万の東京生活～の雑感
第一印象として「家賃７万円は高いな」と思いました。
私が一人暮らししていた時も家賃は５万円（1DK）とか、せいぜい５万３千円（駅近・ワンルーム）程度でした。
きっと動画主もインドア派で、基本的に家の中で過ごす時間が多いはずですが、光熱費と通信費はともかく、光熱費も合わせて～１万円までで収めているのも凄いです。
（もしかしたら都市ガスが通っている物件を選んでいるのかもしれません）
食費一万円は、私も一人暮らししていた時は格安スーパー巡りなどを繰り返して何とか達成してましたが（値上げラッシュのせいで）現環境だと厳しいかもしれません。
どうしても食費一万円が厳しそうな場合、予備費で補った方が無難かもしれません。
さすがに税金関係は「国民年金の免除」と「住民税、国民健康保険料の減免申請」が必要みたいですね。
まともに支払ってたら、それこそ生活費が足りませんからね。
ともあれ、彼の真似をすれば「副業に頼らず」底辺セミリタイア出来そうなので、再現率も高いはずです。
もし、まとまった貯金があれば積み立てNISA等の投資も組み合わせれば、いざと言う時の出費も怖くないかもしれません。
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