底辺セミリタイアする方法を探っていたら、セミリタイア界隈で有名な方の動画を見つけました。
どうやら「ミクさん」が言うには1000万円でセミリタイア可能だそうです。
1000万円FIREが「余裕」な理由
要約するとこんな感じです。
・経済的独立(Financial Independence)するって言うことなら5000万円もいらない。
・経済的安心は「お金を蓄えること」ではない。
例a:資産が1億円あって年間300万円ずつ取り崩して生活していく
例b:年間200万円、不労所得が入ってきて生活できていける
貯蓄で食っていくか、passive income(家賃とか配当金とか)何もしないで入ってくるお金で暮らしていくか、両方とも「経済的独立」だけど、どちらが安心して生活できていけるかと言えば年間200万円の不労所得で食っていく方が安心。
・資産を取り崩していく生活、お金が減り続ける生活は辛い、資産が1億円だろうが3億円10億円だろうが大して変わらない、お金が減っていくのはストレス。
・人間には寿命があるのでお金を使い切った方が合理的だけど人間心理としてお金が減らない、勝手に入ってくる状況の方がずっと人生を楽しめる。
・貯蓄額より大事なのは「キャッシュフロー」
・資産が減らない状況を作る、キャッシュフローの概念で考えると「働かないけど資産が減らない状態」を作ればゴール。
・治験やウーバーでちょっと働いたり投資、円安でドル建ての資産が増えてる。
・働かないのに額面上はお金が増えている、稼げる保証はないけどお金を稼げる方法は色々ある、お金が減る人の方が少ない、お金増えていく生活が良いいいのは「お金の心配がない」お金が減らないから、お金が減る心配をする必要がない。
・リタイア後は資産額は重要じゃなくなる、1000万円ぽっちでリタイアしたけど資産を取り崩す生活はほとんどなかった。
・リタイアした直後、3ヵ月は貯金を崩して生活していたけど、それ以降はほぼお金が減らない、失業保険給付があったからお金が入ってくる状況、並行して色んなお金稼ぎ、減っても無職の生活費なんてたかが知れてる、月2万円、3万円。
・どんどんお金を稼ぐ方法を見つけて増えている、何となくお金が増えて、投資で何となくお金が増えて、余剰分で食っていく感じ。
・リタイア後は資産はノータッチ、実際そんなお金を使う機会がない(せいぜい30万円のバイクを買った程度)
・資産はメンタル的に役立つ(いざとなってもこのお金があれば役立つ将来が漠然と不安になった時に自分を慰める、それくらいしか役に立たない)
・金がないけど暇がある学生生活はつまらなかったか?
・社畜は金があるけど暇がない、老後は金と暇があるけどエネルギーがない、人生、何かがあれば何かが足りないと言う感じ。
・貧乏リタイア生活はお金はあんまりないけど時間とエネルギーがある、学生生活に結構近い。
・北海道旅行に行ってきたけど一か月滞在して10万円もしなかった、貧乏な方が楽しいんじゃないかと言える、ホテルに泊まらず安い宿、ライダーハウスや公園で野宿して色んなライダーや旅人と話をした、高級車に乗ってホテルに泊まってたらもっとつまらないものになってた。
・世の中の大半は貧乏な人がいるのでオープンな気持ちになる。
・暇と体力があればお金もちゃんと作れる、バイトしてもいいし起業してもいいしお金の問題もクリアしてる。
・お金は全然使わない、生存に必要なものはとっても少ない、水、食料、家、服とかそんなもん、必要なものほど安い。
・大体ポルシェや高いTシャツを見て凄いなって思ってくれる人は誰かと言うと大体アホ、アホが尊敬する、アホに尊敬されるのはアホ。
・お金を使うのはバカバカしいってことになって、お金を使う機会はどんどん減っていく。
・経済的独立は実は簡単、会社に頼らず生きていくってすごい大変だ、怖いってイメージがあるけど余裕。
・会社員は自転車の補助輪をつけて走っているようなもの、リタイア生活は補助輪を取っちゃう感じ、補助輪を取ってすぐはズッコケるので怖いって思うけど慣れちゃったら全然大したことがない。
・始めは難しく感じるけど、普通の人は失敗したらそこから学んでいく力がある、どんどん節約していったりお金を稼げるようになったりする、結局はなんとかなる。
「1000万円FIREが「余裕」な理由」の雑感
う~ん……ズバリ言わせてもらうと、これを聞いても全然「実践する気になれない」です。
そりゃ理論上は毎月確実に、一定の収入が入ってくる仕組みさえあれば貯金1000万円も貯める必要はないでしょう。
下手をすれば貯金すらしなくてもいいはずです。
何が一番の問題かって「ちゃんと収入源になるキャッシュフローをどう構築すれば良いか?」って部分なんですよね。
そもそも「働かないけど資産が減らない状態」なんて、そうそう簡単に作れるもんじゃないです。
動画内では「治験やウーバーでちょっと稼いで」なんて簡単に口走ってますが、実際やってみると思ったように稼げないかも、って懸念がどうしても拭えません。
治験に関してですが動画主のような20代、30代なら案件も比較的見つかりやすいかもしれませんが、40代以降から案件が減ったり、治験ボランティアって「休薬期間」って言って、次の治験を受けるまでの間に間を空ける必要があるから、定期的な収入源としては使えないですよね。
(一時的な収入源としてはアリ、かもしれませんが)
ウーバーイーツにしたって、元々バイクを持ってる方なら良いですけど、自転車じゃ一回の配達で300円程度しか稼げない、いわゆる「スリコ」状態なわけですし。
失業保険給付に関しても、人によっては全然頼れないケースだって大いにあり得るし、失業保険を貰える期間なんて限られています。
これも「一過性」の収入源なのでアテになんか出来ません。
投資に関しても相場の「波」があるわけで、この記事を書いてる時点じゃ積み立てNISAのインデックス投資すら元本割れしてる状態なのに、たまたま円安だったタイミングで「資産が増えている」なんて言い張っても素直に受け取れません。
「どんどんお金を稼ぐ方法を見つけて」とか「お金を稼げる方法は色々ある」とも語っていますが、具体的な内容をあまり解説してくれてないんですよね。
「なんとなく」とか、曖昧な表現ばかりで。
あと、節約なんて底辺セミリタイア者にとっては「マスト」ですよ。
ポルシェとかブランド品とか、私からすれば絵空事、言わば別世界の話なので元々興味ないです。
世間で言われてる節約を片っ端から実践して、それでも昨今の値上げラッシュのせいで一か月の生活費すらままならない状況なのに。
(さらに言うと数年後に増税まで控えている始末)
何ともならないから困っているのに「何とかなる」って言葉だけで片付けられても実践できるわけないです。
もっと具体的で、再現性も高くて、私でも実践できるような方法をきっちり解説して欲しかったです。
1000万円でセミリタイアする、もっと具体的な方法を見つけました。
詳しくは「資産1000万円で底辺セミリタイアするための3つのコツを学ぼう!」をご覧ください。
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