副業無し、配当金とアルバイトだけで底辺セミリタイアできるの?

セミリタイアする方法

底辺セミリタイアする方法を色々と探っていたら、何と「副業無し、配当金とアルバイトでセミリタイアする方法」を紹介している動画を見つけました。
副業自体の成功率が1%と圧倒的に低いので「副業ありきのセミリタイア」は正直言って無理です。
同じような考えを持ってる人が都合良くいたもんですね。

今回は特に税金関係の話が多めなので、実際に底辺セミリタイアする際の参考になるはずです。
「ゆるセミーゆるく目指すセミリタイア生活」さんの動画です。

余談ですが今回の動画主、喋り口調がモゴモゴしてて聞きづらいので、なるべく簡潔にまとめてる文章を読むのをオススメします。

【副業なしで】配当金とバイトでセミリタイア生活を送る方法

今回は副業なしでも配当金とアルバイトでセミリタイア生活を送る場合、こうやったらいいんじゃないかなと言う提案です。
前提条件として仕事を辞める際の貯金は大体150万円くらい、そして税引き後の年間配当金は30万円ぐらい、退職後の年間バイト収入は90万円程度を見込む条件で進めます、月に10万円で暮らす想定ですね。

①退職前6ヵ月は給料を高くする

失業保険の給付額は、退職前の6ヵ月の給料で決まる
退職前6ヵ月は残業などを積極的にする

まず一つ目、失業保険の給付額が「退職前の6ヶ月の給料」で決まるので、退職前6か月の期間は残業などを積極的にして残業代を貰って、給料を高くすることで失業保険の給付額を増やします。
基本的に賞与は給付額の計算に含まれず、あくまで基本的な給料なので、残業とかで日々の給料を上げるのが大事です。

②退職したら、役所で手続きを。

  • 国民年金の特例免除
    (16840円×12ヵ月=198480円)
  • 国民年金を収めたい方は、前納しておくとお得!
  • 国民健康保険と住民税の減免制度が受けられるか確認
  • 保険は家族の扶養に入れる場合は、そちらでもOK!
  • ハローワークで失業保険の申請を。

次に2つ目、退職したら役所で手続きします。
離職したら色々、収入がなくなるので役所での手続きが必要です。
まず国民年金の特例免除、離職して移植して収入がなくなるので国民年金の支払いが難しくなるので、未納のままにすると国民年金が貰えなくなるので「免除の申請」をするのが非常に大事です。
今現在の国民年金は月に16,840円払うことになってるので12ヶ月、1年免除されるだけで20万円程度払わなく済むのが非常に大きなメリットです。
でも国民年金はしっかり収めたいという人もいるので、その場合は前納、前もって納付すのが大事です。
2年間分まとめて納付すると約40万円ぐらい掛かりますが、約1万5千円、得になるので、退職したばかりで結構金があるうちに前納してしっかり国民年金を納める、納めなくて良い間にアルバイト等で資産を築くのが大事です。
次に国民健康保険と住民税の減免制度が受けられるか確認しましょう。
地域によって差があり、受けられるか受けられないか分からないですが、一応相談するのが大事です。
国民健康保険や住民税は、仕事を辞める理由によって減免制度が受けれるか否かが変わってきて、仕事を辞める理由がでセミリタイアしたい場合は「自己都合退社」なので減免制度が受けられない場合も多いですが、一応相談だけしておきましょう。
また、国民健康保険家族の扶養に入れるなら入った方が良いです。
自分自身はが仕事を辞めるけど親や兄弟がまだ働いてる場合は、扶養に入るのも手です。
忘れちゃいけないのがハローワークで失業保険の申請です。
申請の場所が役所やハローワークだったり違うケースがあるので、しっかり調べて申請するのが大事です。

③失業保険を申請してからはゆっくり過ごす

  • 失業保険は申請して、約2ヵ月後から給付されます
  • この2ヵ月間の労働は原則禁止
  • 失業給付を貰っている期間もバイトはしない方がいい
  • 黙って、お金を稼いでいた場合は、3倍返しとなる
  • 配当金は資産運用となるので、対象とならないことが多い(要確認)

次に3つ目、失業保険を申請してからはゆっくり過ごします。
セミリタイアの場合は自己都退社なので、失業保険は申請して約2ヶ月後から給付されます。
ちなみに会社の都合による退職の場合は7日ぐらいで給付されます。
この2ヶ月間の労働は原則禁止なのでアルバイトしないようにしましょう。
2カ月後、10年以下でも雇用保険に入ってる場合は3ヵ月貰えて、10年以上加入されている方は4ヶ月間貰えます。
失業給付を貰っている期間はアルバイトしない方がいいです。
黙ってアルバイトしたり、お金は稼いでいた場合は給付された失業保険の3倍を返さなければいけない罰則があります。
ハローワークの方に相談して「いいですよ」って言われたらしても構わないですが、失業給付が減額されたり面倒なので、基本的にしない方が良いです。
ちなみに配当金の場合は「資産運用」の扱いで、労働で稼いだ収入ではないので対象にならないことが多いですが、地域によって差があるので一回、確認した方が良いです。

④時給の高いアルバイトをする

  • 時給の高いアルバイトで、年間90万円稼ぐ
  • 時給1000円だと月10日の労働でOK
  • もしくは、イベント事の短期間アルバイトをガッツリやる
  • 年末年始やお盆やGWなどの時給が高い時を狙う
  • 時給が上がる資格を取っておく

次に4つ目、時給の高いアルバイトをします。
時給の高いアルバイトで年間90万円稼ぐのが大事です。
時給1000円だと月10日間の労働でOK、もしくはイベント事の短期間アルバイトをガッツリやる方法もあります。
年末年始やお盆、ゴールデンウィークなら時給も高いし期間限定のアルバイトもあるので狙ってみます。
他にも時給の上がる資格を取るのも良いでしょう。
資格がないと出来ないアルバイトは基本的に時給が高いので、失業給付を受けている期間の間にとっておくのも大事です。

⑤確定申告する

  • 会社に属していないので確定申告をする。
  • 配当金の税率は、所得税約15.35%・住民性5%
  • 所得税は総合課税、住民税は申告ナシで
  • この場合、所得税は5%になるので還付金があります
  • 住民税は申告すると10%になります
  • 住民税は申告すると国民健康保険の計算にも含まれる

5つ目は確定申告です。
会社に属してないので確定申告の必要があります。
配当金の場合、税率は所得税が約15.315%と住民税が5%です。
所得税は総合課税で申告して、住民税は申告なしにすることでお得になります。
所得税が約15.315%払ってますが、申告することで5%の税率になり、差額の10%ぐらいが還付金として帰ってきます。
ただ、住民税の場合は申告すると10%になり、5%増えてしまうので住民税の方は「申告なし」にすると配当金をよりお得に貰えます。
また、住民税は申告すると社会保険料の計算にも含まれます。
先ほどアルバイトで年間90万円ほど稼ぎましょうと言いましたが国民健康保険の7割減免を狙った金額です。
配当金で90万円を超えると国民健康保険の7割減免が受けられなくなるので住民税は「申告なし」で行った方が良いです。

⑥セミリタイア2年目以降

  • 国民健康保険の7割減免を申請
  • 配当金を育てていく!
  • 配当金の申告なしを選ぶことで、計算に反映されない
  • 配当金の収入には、社会保険料などが掛かってこない
  • 配当金500万円あっても、収入は0円扱い
  • その代わり配当控除なども受けられないので注意

次、セミリタイア2年目以降です、国民健康保険の7割減免を申請しましょう。
アルバイトの収入が90万円、配当金の収入が30万円あるけど配当金は申告しないので、90万円の収入しかないことになります。
90万円の収入なら国民健康保険の計算上「収入ゼロ円」って扱いなので7割減免が受けられます。
そして2年目以降は配当金を育てるのが大事です。
配当金は「申告なし」を選ぶと社会保険の計算に反映されません。
配当金の収入は社会保険料などには掛かりません。
たとえ配当金が500万円あっても、収入は0円扱いで社会保険料が掛からないので非常にお得です。
また、配当金が1000万円、2000万の場合も所得税は15.315%、住民税は5%の定率なので、配当金が増えれば増えるほど税制的にはお得です。
その代わり配当控除の制度が受けられないので注意が必要です。
配当控除を受けるためには配当金を確定申告で申告する必要があり、申告すると社会保険料などの計算にも入ってくるので配当控除が良いのか、社会保険料を払わない方が良いのか選ばないといけません。
自分の状況によって変わるので、税制などを勉強して選ぶのをオススメします。

まとめ

今回は配当金とアルバイトでセミリタイアする場合を話しました。
税理士などに聞いたわけではありませんが、税理士に質問できるサイトのQ&Aを見る限り、大丈夫そうです。
自分でやる場合、一度調べてみるのをオススメします。

配当金を育てていくと申告不要なので、税制的に有利です。
高配当株投資はセミリタイア生活とも相性が良いですね。

住民税とか国民健康保険は地域性があり、変わる部分があるので確認するのがオススメです。
配当金を育てれば育てるほどセミリタイア生活が送りやすくなります。

【副業なしで】「配当金とバイトでセミリタイア生活を送る方法」雑感

副業と言う概念を一切考慮せずとも、配当金とアルバイトさえあれば底辺セミリタイアも案外出来るかもしれない、と感じさせる内容でした。
特にセミリタイア後、税金関係でどう立ち回れば良いか、詳しく分かったと思います。
実際に底辺セミリタイアしている方の一ヶ月の支出を見ても国民年金や保険料を含んでないパターンが多いので。
余談ですが内容自体は良かったものの、動画主のモゴモゴしててハッキリしない喋り口調のせいで、イマイチ説得力に欠けますね。
たとえ情報が正しくても、しどろもどろな喋り口調が聞き手に不安感を抱かせてる印象です。
もっと詳細に、説得力を感じられる動画も見つけたので、後程紹介したいと思います。

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