「アッパーマス層」とか「準富裕層」って区別より大事のは中身

セミリタイア界隈

セミリタイアする方法を色々と調べるうちに、チラチラ目に付く単語があります。
それが野村総研って組織が毎年発表してる富裕層調査による金融資産ピラミッド、いわゆる資産別に「アッパーマス層」とか「準富裕層」とか区別しようってやつです。

資産3000万円以下が「マス層」3000万円以上5000万円未満が「アッパーマス層」5000万円以上1億円未満が「準富裕層」1億円以上5億円未満が「富裕層」5億円以上が「超富裕層」とカテゴリ分けされてて、どれだけの世帯がいるのか振り分けてるみたいです。

ここで言う資産は「現金・預貯金・外貨預金・株式・外国株式・債権・外国債・生命保険(掛け捨てタイプは除外)・投資信託・商品券・小切手」と、即現金化できるものと定義してて、土地や建物等の実物資産や、金やダイヤモンド等の貴金属類は省いてます。

一番多いのは言うまでもなく「マス層」で、何と80%近くの世帯がここに属してるそうです、ちなみに3000万円以上も資産を持ってる「アッパーマス層」が約13%、5000万円以上も資産を持ってる「準富裕層」が約6%、非常にうらやましい。

ちなみに富裕層は約2%、超富裕層に至っては何と0.1%と一桁もいかず、本当に存在してるのか疑いたくなるレベルです。

マス層に属する方達はアッパーマスを目指し、アッパーマス層に属する方達は準富裕層を目指し、準富裕層に属する方達は……と、金銭欲がある限りキリがないです。

一つ目は「そもそも自分の資産をバカ正直に告白してるのか?」って問題です。

昔から言われてることですが、貧富の差がどんどん開いていって、いわゆる「富の二極化」が進んでるわけじゃないですか。
基本的にお金持ちほど頭も良いはずなので、自分の財産を第三者にそのまま打ち明ける、なんて愚かな真似、すると思いますか?
もしかしたら金持ち自慢したくて、わざわざ自分の財産をひけらかす人もいるかもしれませんが。

要するに「わざと少なく見積もってる人も何割か潜んでるんじゃないか?」って疑ってるわけです。
もしルフィ海賊団ならぬ「ルフィ強盗団」に狙われたら、命まで取られかねないような世の中ですし。

さすがに野村総研が手掛けてる調査なので、多少の誤差も織り込み済みで調査結果を発表してる、とは思ってますが、どこまで鵜呑みにして良いものやら…って感じです。

二つ目は「資産の内訳こそ大事なんじゃないか?」って問題です。

仮にアッパーマス層の人がいて3000万円の資産を持っていたとします、しかし内訳が全部預貯金で持ってたとすると資産が増える可能性も限りなく薄く、ほぼゼロと言って良いでしょう。

今までセミリタイア関連の情報を探ってきて分かったことですが、たとえ1000万円でも内訳が株などの投資信託なら資産を増やせる可能性があるのでセミリタイアに近づける可能性があります。
(現に資産1000万円で底辺セミリタイアしてる人間もいるみたいです、詳しくは「600万円貯めればセミリタイア可能って本当かい?」をご覧ください)
逆に、仮に3000万円持ってても内訳が全部、預貯金のみだと金利なんて雀の涙程度なので、増える可能性もゼロみたいなもんです。
準富裕層の5000万円でも1億円でも、内訳が預貯金のみなら同じです。

そこまでの金額を労働収入だけで稼いできたら、それはそれで凄いことですが、さすがに労働収入だけじゃ厳しいわけで、基本的には「資産形成」も織り交ぜてる方が大半でしょう。

やれ「お金に働いてもらう」とか「r>g」(資産益が労働収入より成長が早いのを現した不等式)とか、色んな用語がありますが、要するに「現金・預貯金と投資の割合」こそ大事なんじゃないか?って思ったわけです。
どうしても内訳は人それぞれになりがちですが、さすがに野村総研でも、そこまで踏み込んだ調査はしてくれないのかな?

ちなみに私は……今まで預貯金で所持してた資産を最短コースの5年掛けて新NISA枠にぶち込んで、本気で底辺セミリタイアするつもりです。

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